著書と学問の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 15:14 UTC 版)
主な著書として、「말의소리(1914年)」、「国語文典音学(1908年)」、「国語文法(1910年)」などがある。これらの著書は、横書き、分かち書き、語幹と語尾の分離、同音並発、初声とパッチムの定立、母音の移動、および頭音法則を説明し、世界初といわれる直素分析法(IC分析法)を創案して、ハングルを説明している。この句文図解と形態の基本単位である「늣씨(語素、morpheme)」、発音の基本単位である「고나(音素、phoneme)」の発見は世界初といわれる。特に、朝鮮語は「表の意味」と「真の意味」が違うところまで説明している。[要出典] 彼の学問は数理学的に構成され、数学の項(=TERM)と演算子(=OPERATOR)に似ている概念で語幹と語尾を分け、項に当たる語幹のパッチムは複合子音になり、語尾には母音が増えるようになる。朝鮮語の文法は、音節ではなく子音または母音の一つ一つによって決められるとし、幾何学の図のように語幹と語尾を並べ、X軸とY軸が交差するように語幹と語尾が交差することを説明している。[要出典] アリストテレス時代から始まった名詞、動詞などの品詞論、文法論によらず、彼は数学的知見を基にハングルと朝鮮語を研究した。これは彼が語学だけではなく、幾何学を専攻したからである。文法以外の綴字法や理論は当時から認められ、用いられるようになる。しかし、一般的にユニークと評価される彼の文法理論だけは1970年代まで継承されずに放置された。こののち、外来文法理論で発達したハングルと朝鮮語の文法は理論と現実が合わない問題を解決するため彼の理論が再導入された。現用されている朝鮮語の文法は、1985年度に成均館大学で周時経の「統辞論」に基づいて作り出されたものである。[要出典]
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