音楽性の流動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/03 06:36 UTC 版)
「システム7 (バンド)」の記事における「音楽性の流動」の解説
その音楽性は時期によって大きく変化している。結成直後の作品は、多数のアーティストたちとのコラボレーション、という意味も含めて同時期のシェイメンに近かった。しかし1994年、テクノの躍動感を強調した「Fire」と、静謐なアンビエント「Water」の2枚にミックスを分けたアルバム『Point 3』を発表し、当時盛り上がりがピークを迎えていたテクノ・シーンへと急速に接近。1995年の『パワー・オブ・セブン』では、ノイ!や、『E2-E4』のリミックスである「Sueño Latinoeno Latino」をサンプリングし使用している。このアルバムは名門レーベルであるR&Sにもライセンスされた。1997年のアルバム『ゴールデン・セクション』ではドラムンベースを試み、また、1976年のヒレッジのアルバム『L』からのサンプリングも行われた。 2000年に自らのレーベルであるA-Waveを立ち上げ、以後作品はこのレーベルから発表されるようになる。2001年に発表された『セブンス・ウェイブ』では激しく美しいトランス・テクノを基に、それまでの要素が散りばめられた集大成的なアルバムである。2004年の『Encantado』ではよりサイケデリック的な色を強め、2007年現在の路線もこの延長線上にある。 システム7にはそぐわないアンビエント、チル・アウト、ダウンテンポ的な音楽は2005年に始動したミラー・システム(Mirror System)名義に分離した。他にもGroovy Intent名義での作品も存在する。 2007年には手塚治虫の漫画『火の鳥』に触発され、先行シングル「Hinotori」を、続いてアルバム『フェニックス』を発表。
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