くらま‐てんぐ【鞍馬天狗】
くらまてんぐ【鞍馬天狗】
鞍馬天狗
作者大仏次郎
収載図書少年小説体系 第4巻 大佛次郎集
出版社三一書房
刊行年月1986.2
収載図書少年小説大系 4 大仏次郎集
出版社三一書房
刊行年月1986.2
鞍馬天狗
鞍馬天狗
鞍馬天狗
鞍馬天狗
鞍馬天狗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/29 00:01 UTC 版)
五番目物。『能本作者註文』が宮増作とする。前場では花見における稚児姿の牛若丸と大天狗との出会い、一転して後場では暗い山中での兵法の相伝を描く。中世存在したと思われる「牛若の物語」と言うべきものに取材したと思われるが、花見という場の設定、大天狗と牛若丸との間に交わされる少年愛的な仄かな愛情などに作者独自の作意が見られる。また稚児の積極的な登場は「宮増作品」の特徴の一つであるが、本作は同趣の作品の中では見た目の華やかさを重視し、都会的なセンスが強い。一方、天狗という「外道の魔物」を、「強きを挫き弱きを助ける」役として好意的に描いた点にも独創性があり、『能本作者註文』が宮増作とする作品では最も優れた能の一つである。
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