電動のこぎり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 06:07 UTC 版)
電動のこぎりと呼ばれる工具には色々な種類の物がある。 電気丸のこ 円形の刃を高速回転させ、板を直線形に切断する。以下のような変形がある。 テーブルソー: 写真のように、固定したテーブルの下から上に向かって刃が出ている。主に角材の長手方向や板の切断に使う。 スキルソー: 手持ちのモーター部分から刃が下に向かって出ている。主にテーブルソーには大き過ぎる板や建築現場などで角材の短手方向などの切断に使う。ダイヤモンドの刃を付けてガイドに沿ってタイルや石のカウンタートップを切断したり、大まかな仕上がりでよければ、マイターソーのように上から刃を降ろしてタイルに八角形程度の配管用の穴を開けたりコンクリートの床面に窪みを掘ることもでき、手ごろな大きさの割に守備範囲が広い。 マイターソー: 角材を置くガイド付テーブル部分に向かってばね付アームに付いた刃を上から降ろして、角材を精密に切断する。テーブル部分と刃の角度が調節でき、切断面の角度を直角以外にも精密に決められる。幅のある角材切断用にアームがスライドするものもある。同一目的の西洋式の手動鋸の刃が薄く背の部分に補強があるものもマイターソーと呼ぶ。 タイルソー: マイターソーに似た配置だがアームから降りる刃は常にテーブルの溝に入り込むよう固定され、陶器や石のタイルを推し進めながら切断する。ダイヤモンドの刃で水をかけて冷やしながら切断するので、水受けバットとポンプも一体になっている。 ジグソー 細身の刃を上下運動させ、板を曲線形に切断する。例えばカウンタートップのシンク穴の切り取りなどで使う。 レシプロソー・セーバーソー 全体としてジグソーを長細く配置し大きめの刃を付けたた形状で、主に板塀や木杭などの屋外工事などで使う。「レシプロ(カル)」は「往復運動」、「セーバー」は「サーベル」のこと。 糸鋸盤 比較的小さめの金属のテーブルの穴に上下に往復運動する細い刃をフォーク(叉)にセットし、板や棒の方を手動でずらして細かい切断や造形をする。 チェーンソー チェーンをプレートの外側に這わせ周回させて木材を切断する。主に庭園や山林などの屋外で使うので、ガソリンエンジン動力の製品も多い。
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