阪急1010系電車
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阪急1010系電車(はんきゅう1010けいでんしゃ)は、1956年に京阪神急行電鉄が導入した高性能電車である。1954年に試作された1000形の実績を踏まえて改良した量産車で、1010系は神戸線に投入された。
注釈
- ^ 昇圧後は375V・110kWとなる。
- ^ ただし、後年増備の1140形電動車では増結車としての性格上、単車で運用可能とすべく電動発電機もコンプレッサも搭載されていた。それゆえ、1140形とペアを組むべく増備された1190形制御車には、補機類が一切装備されていない。
- ^ 日本には主に近畿車輛がシュリーレン社と提携して導入したシュリーレン式と、この汽車製造→川崎重工業がシンドラー社と提携して導入したシンドラー式の2系統が伝えられた。
- ^ これのみ車輪径が軽量化を目的として860mmから762mmに縮小されている。
- ^ 初年度となる1958年製造の1108 - 1111のみFS-324を装着。
- ^ 全電動車編成では神戸線の使用実態に照らして出力が過大で、また歯車比が高速運用を目的に低く設定されたため、当初の計画よりも速度が出過ぎたと言われる。
出典
- ^ a b c d e 山口益生『阪急電車』111頁。
- ^ 篠原丞「阪急電鉄2300系のあゆみ」『鉄道ピクトリアル』2003年1月号、電気車研究会、81頁。
- ^ 篠原丞「初代1000系シリーズの軌跡」『鉄道ファン』2014年2月号、117頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 山口益生『阪急電車』113頁。
- ^ a b c d e f g h i 山口益生『阪急電車』112頁。
- ^ a b c d e f g 山口益生『阪急電車』114頁。
- ^ a b c d 篠原丞「初代1000系シリーズの軌跡」『鉄道ファン』2014年2月号、123頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 山口益生『阪急電車』115頁。
- ^ 篠原丞「初代1000系シリーズの軌跡」『鉄道ファン』2014年2月号、124頁。
- ^ ブレービー倶楽部『阪急1010・1100系物語』18、22頁。
- ^ ブレービー倶楽部『阪急1010・1100系物語』23、27頁。
- ^ 篠原丞「初代1000系シリーズの軌跡」『鉄道ファン』2014年2月号、124頁。
- ^ a b ブレービー倶楽部『阪急1010・1100系物語』29頁。
- ^ 篠原丞『デビューから30年 阪急電鉄8000系・8300系の思い出』鉄道ピクトリアル、2018年10月号、20頁。
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