関東方言との関係とは? わかりやすく解説

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関東方言との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 09:25 UTC 版)

茨城弁」の記事における「関東方言との関係」の解説

茨城弁いわゆる江戸下町言葉である「べらんめえ言葉」をよく残している。関東圏方言概ねその影響受けているが、茨城では著し傾向がある。 古くから特別視されてきた八丈方言に関して正一は『方言学概論』の巻末で、特定の方言書に記載され八丈方言と他の方言との共通語の数を地域別にまとめた報告がある。これにより、八丈方言は、岩手中心とした東北各県との関係が最も深く次いで静岡関東では唯一茨城との関係が最も深いことが解かった。茨城県別全国4位であった。また八丈方言関東海岸部との共通性は多いのだが他の都県との関係は薄いことも解かった。八丈方言東北方言最も近い一方で東北南端宮城福島より茨城の方が近いと言うことになる。正一は、この理由として古語残っているか否かによると推論している。言い換えれば茨城には統計的に古語良く残っていることが証明されたことになる。 一方各地方言のうち、動植物生活文化風習関る語彙種々雑多使用範囲限られる。さらに関東以外周辺域の影響受けた言葉がある。それらを除いた各地の古い方言は、実は関東圏にほとんど共通に見られるのである実際に東京西部青梅市多摩地域などの方言神奈川西部方言茨城弁に驚くほど良く似ている方言比較時間軸作用して今ではなかなか難しく現代ではことさらに茨城弁特別に扱われている傾向があるが、茨城方言関東では決し特別な方言ではないことが解かる。一方動植物方言中に意外な共有性があることもある。 現代標準語過去長い歴史を経つつ今も変化続けており、不思議思える若者言葉のうちの僅かなものは、いずれ将来標準語となる可能性持っている例えば「違う」とは動詞であるが、現代日本語にはこれに当てられるべき形容詞形が無い。そのため、茨城では古くから使っていた「ちがくなる」という方言は、現代語欠陥を補う言葉と言っても良く、今では都心若者達が使うようになっている

※この「関東方言との関係」の解説は、「茨城弁」の解説の一部です。
「関東方言との関係」を含む「茨城弁」の記事については、「茨城弁」の概要を参照ください。

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