録音、撮影とは? わかりやすく解説

録音、撮影

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 00:47 UTC 版)

トミー (映画)」の記事における「録音、撮影」の解説

製作はレコーディングから始められた。1974年1月タウンゼントメンバー集結させ録音開始したが、作業量が膨大な上、当時キース・ムーン体を壊しており、多くゲストミュージシャン協力を頼む事になったレコーディングではオリヴァー・リード歌唱あまりにひどく、彼の撮り一節一節区切って撮りその後編集するという手法を採った。レコーディングでは難儀したリードであったが、撮影になると完璧に歌い上げタウンゼントは大変驚いたという。タウンゼントニコルソンリード同様に不安視していたが、ニコルソン楽しげ歌っているのを聴いて何とか安心したという。レコーディング後、ニコルソンは「疑ってたろ?」とからかいタウンゼントはそれに「当然だろ」と返したという。 撮影1974年4月開始ロケーションは主にポーツマス周辺行われた物語の舞台第1次大戦時から第2次大戦時に変えたのはラッセルであった理由についてラッセルは「そのほう身近に感じられるし、私自身身をもって経験している」からだとしている。また「光を与えて」や「トミーのホリデイ・キャンプ」で出てくる障害者たちは全員本当障害者であり、ロケ場所の近く病院施設から出演者募ったのだという。 撮影中も幾多トラブル見舞われた。主演ダルトリーは常に生傷絶えず、マーグレットも「シャンペン」の中で泡や豆、チョコレートまみれになるシーン割れたテレビブラウン管破片手を切り数針縫う怪我負ったが、翌日には撮影戻った。「ピンボールの魔術師」の撮影ポーツマスキングス・シアター行われたが、ここでの観客ステージ流れ込む場面脚本にはなかった。この時、タウンゼント放り投げたギターエキストラ一人頭上落ち病院担ぎ込まれた。またラスト近く埠頭建物火事は、演出ではなく偶然起きたのである。「俺達はしないよ」の中のノラフランクが踊るシーンで、数箇所カットで煙が写りこんでいる。火事理由についてラッセル不明だとしている。 演技未経験の上三重苦少年という難し役どころ任されダルトリーだったが、撮影が進むにつれて楽しくなり「このまま撮影が終らなければいいのに」と思うほどになったという。彼は危険な場所で撮影臆することなく、搭上からハンググライダーで飛ぶ場面以外は一切吹き替えも使わなかった(ラッセルはこの場面ダルトリー本人だとしている)。ラッセルダルトリー演技大い評価し翌年にはラッセル次回作『リストマニア』にダルトリー抜擢している。これをきっかけダルトリー俳優としても本格的に活動するうになる撮影1974年8月21日を以て終了した最後撮影ヘイリング島とサウスシーで行われた当初予算100万ポンド撮影期間12週と考えられていたが、最終的に240ポンド出費18週間にも及ぶ期間を要した編集1974年11月下旬でかかった

※この「録音、撮影」の解説は、「トミー (映画)」の解説の一部です。
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