録音・活躍
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「ラファエル・クーベリック」の記事における「録音・活躍」の解説
20世紀最高クラスの指揮者で、スメタナやドヴォルザークなど故郷チェコの音楽のほか、ドイツ・オーストリア系音楽を得意とする。特に、元祖ドイツ国民歌劇といわれているが実は現在のチェコが舞台となっている「魔弾の射手」、ドイツでの作品発表が多いユダヤ系オーストリア人だが生地はチェコであるマーラーなど、旧神聖ローマ帝国の多民族性に根ざした分野に強い。また、ベートーヴェン、モーツァルトなどドイツ音楽本流部分でも、同世代指揮者の中でも高い評価を得ている。 クーベリックは、20世紀後半の指揮者としては珍しく、オーケストラの第2ヴァイオリンを指揮台の右側に配置し、第1と第2のヴァイオリンを左右に分けて配置させていた(「対向配置」「両翼配置」)。 1990年に、父ヤンの業績をまとめるため、姉のアニタとともにヤン・クーベリック協会を設立。同協会は、ラファエル没後も、SP時代のチェコ人演奏家の貴重な音源を復刻するなどの活動を続けている。
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