過疎問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:32 UTC 版)
対馬市と全国の年齢別人口分布(2005年) 対馬市の年齢・男女別人口分布(2005年) ■紫色 ― 対馬市■緑色 ― 日本全国 ■青色 ― 男性■赤色 ― 女性 対馬市(に相当する地域)の人口の推移 総務省統計局 国勢調査より 1960年(昭和35年)には6万9,556人であった人口も2010年(平成22年)には34,116人に減少しており、50年間で人口は半減し、年間400人から500人もの人口が減少している。特に旧峰町の減少率が著しい。島内には大学や短期大学もなく、若者の人口流出が著しく、少子高齢化が進んでいる。2020年(令和2年)における全人口に対する65歳以上の人の割合は37.3%であり、少子高齢化の速度は全国平均および長崎県平均よりも速い。小学校の閉校も相次いでいる。対馬市によれば、2030年の推計人口は、2万3,000人程度である。 かつての主産業であった水産業・林業・鉱業はいずれも不振であり、生活道路などの整備も不充分ななか、公共事業も削減されて大きな痛手となっており、豊かな自然と長い歴史、独自の民俗文化等にめぐまれていることから、近年は観光に力を入れている。 2009年、長崎県議会は国(内閣総理大臣、国家戦略担当大臣、総務大臣、財務大臣、内閣官房長官、衆議院議長、参議院議長)に対し、「新過疎法」の制定促進を求める意見書を提出している。
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