過疎・少子化の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 11:23 UTC 版)
トシドンの行事は1955年頃が最も盛んに行われ、各地区ごとに20軒近くの家をトシドンが訪れていた。しかし過疎や少子化にともない、子供のいる家庭は年々減少し、行事の継続が危ぶまれている。甑島の港地区は2000年から行事が行われておらず、2005年に行事が開催されたのは、最も多い地区でも4軒のみである。ライフスタイルや価値観の多様化の影響により、トシドンの訪問を断る家もあるという。 トシドンの訪問先のみならず、トシドン役の後継者の減少も問題視されている。平成期には、トシドンの成り手である青年たちが島を出て九州に行っており、島の仕事が少ないことから島に戻らないことが多いため、地区によっては中学生がトシドンを務めるようになっている。
※この「過疎・少子化の問題」の解説は、「トシドン」の解説の一部です。
「過疎・少子化の問題」を含む「トシドン」の記事については、「トシドン」の概要を参照ください。
- 過疎・少子化の問題のページへのリンク