通霍線とは? わかりやすく解説

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通霍線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/25 23:12 UTC 版)

通霍線
基本情報
中華人民共和国
所在地 内モンゴル自治区
種類 旅客・貨物兼用線
起点 通遼駅
終点 ホーリンゴル駅
開業 1989年12月31日
路線諸元
路線距離 419 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線
電化方式 交流 25kV 50Hz
閉塞方式 半自動閉塞
路線図
km
大鄭線鄭家屯駅方面
通譲線大慶西駅方面
通遼東駅
通遼南駅
通遼駅
新通旅客専用線新民北駅方面
大鄭線大虎山駅方面
京通線北京北駅方面
通遼北駅
集通線集寧駅方面
フンドソム駅
双泡子駅
花吐古拉駅
舎伯吐駅
前十家駅
珠日河牧場駅
毛告吐駅
道老杜駅
四合台駅
ジャルート駅
塔力根土駅
石灰窯駅
ブドゥーンフア駅
バインホショー駅
新艾里駅
トロルジ駅
烏蘭中駅
烏斯台駅
車家営子駅
トゥレモド駅
好力套高駅
西ジルム駅
鴬歌駅
燕舞駅
錫烏線ウランホト駅方面
哈日努拉駅
雲端駅
珠珠線ズーンハタブチ駅方面
ジュスフア駅
ホーリンゴル駅
霍林河駅
錫烏線シリンホト駅方面
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通霍線
各種表記
繁体字 通霍鐵路
簡体字 通霍铁路
発音: ツウカクセン
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通霍線(つうかくせん、中文表記: 通霍铁路)は中華人民共和国内モンゴル自治区通遼市ホーリンゴル市を結ぶ、主に石炭輸送のための貨物鉄道である。 全長419キロ。

歴史

通霍線は、1978年5月に建設開始し、1984年10月に完成、1989年12月31日に単線・半自動閉塞の路線として開通した。 1987年、瀋陽鉄道局は、通霍線の高地寒冷・水不足・長距離の特殊条件に適応させるため、石炭列車牽引のために30台の東方紅1型ディーゼル機関車中国語版を配備した。1992年より、これらの機関車は東風4形ディーゼル機関車へ交換された。

2003年以降、通霍線では10,000トンの牽引が検討された。当初は、下り線では数百本の空の貨物列車を運行し、上り線では5,000トンの石炭等の貨物を牽引することで、輸送能力を大幅に向上させた。

2006 年以降、通霍線は容量拡張と改築が行われ、一部の駅の発着線が 2,550 メートルと 3,500 メートルに延長され、区間ごとに増改築が行われた。東風4B形・東風4C形ディーゼル機関車を使用して10,000トン(重連)と15,000トン(三重連)の重連運転をし、上りの1万トン単位の貨物列車は常時青信号の無停車運転で運行し、下りの空列車や旅客列車が全て避ける配置となっている。 2007年には四重連2万トンの重量列車が試験的に運行された。 2009年には、HXN3ディーゼル機関車が通遼機関区に割り当てられ始め、1 台の機関車で10,000 トンの重量貨物列車を牽引できるようになった。 2010年には霍白線と珠珠線の2つの新線が通霍線に接続され、これまでに2万トン級の大型列車も4編成運行された。

2007年8月20日に国務院が公布した「東北地方活性化計画」に基づき、通霍線通寮北~ホーリンゴル間の容量拡張・再建計画が 2009 年 10 月に中国鉄道第九工程局により着工、2011 年 8 月に完工した。投資額は36億9,900万元。線路は複線化され、自動閉塞が導入、旅客列車の設計速度は 120 km/h となった。

2016年11月より電化工事が実施され、2017年に完成した。錦州機関区と蘇家屯機関区のHXD3B電気機関車と通遼機関区のHXD2電気機関車は1万トンを牽引可能で、通霍線の年間輸送量は1億トンを超えた。




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