軍民共用空港として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:11 UTC 版)
アメリカ空軍の戦闘機部隊が駐留しており、主にロシアや北朝鮮への備えを行っている。三沢に駐留するアメリカ空軍を「北の槍」と呼称することもある。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}アメリカ本土から極東にアメリカ軍機を移動させる際、通常はアラスカの基地から長駆北太平洋を横断して三沢に着陸するコースを取ることから、移動途中のアメリカ軍機の利用が多い[要出典]。また、近くに三沢対地射爆撃場 (Ripsaw Range) や広大な訓練空域があるため、航空自衛隊や在日米軍の訓練で頻繁に使用される。 もともと軍民共用で使用されていたが1965年(昭和40年)、民間機の利用中止に伴い、民間航路は海上自衛隊航空基地八戸飛行場に移転した(同飛行場は新たに軍民共用となった)。10年後の1975年(昭和50年)、岩国飛行場に駐留していた米海軍の対潜哨戒機P-3Cが三沢に移駐することを三沢市が認める見返りとして[要出典]、民間航路が八戸から三沢飛行場に再移転され、再び軍民共用として利用されている(八戸飛行場は再び軍用に戻っている)。この後、三沢飛行場には隣接して青森県立三沢航空科学館が整備された。 駐留するアメリカ空軍は、民間航空会社や自衛隊も使用している当空港が「混雑している」[要出典]として、日本政府に第2滑走路の建設を要求しており、防衛省装備施設本部は、3,000 m滑走路の増設を想定した調査を行っている[要出典]。なお、アメリカ空軍はしばしば「空港の混雑」「燃料不足」などを理由に、近隣の海上自衛隊八戸航空基地(八戸飛行場)も利用しており、地元ではそのたびに問題になっているほか、津軽海峡周辺の訓練空域で戦闘機にトラブルが発生した場合には函館空港や青森空港にも緊急着陸しており、その都度滑走路が閉鎖されるなどの影響を与えている[要出典]。 なお、軍民共用という特性から、空港施設(ターミナルビル)や敷地境界付近からの飛行機などの撮影には制約が多い。
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