身体的接触の回避
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 03:48 UTC 版)
「社会距離拡大戦略」の記事における「身体的接触の回避」の解説
互いに最低2メートルの距離を取り、直接身体を触れ合うようなハグやジェスチャーを行わないことによって、インフルエンザのパンデミック(広範囲の流行)や2020年のコロナウイルスのパンデミックのような感染症の感染リスクが減少する。 個人で衛生上の予防策を取ったうえで、上記の離隔距離を保つことは、職場においてもまた推奨されている。 可能であれば、テレワークが推奨される場合もある。 握手という伝統に替わるような様々な方法が提案されている。手のひらと手のひらを合わせ、指を上に向け、その手を心臓のところに引きつける、ナマステのジェスチャーは、身体的接触を伴わない代替手段のひとつである。2020年におけるイギリスのコロナウイルス感染症の流行時にチャールズ皇太子がレセプションでの来賓との挨拶にこのジェスチャーを使い、世界保健機関 (WHO) のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長やイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がこのナマステのジェスチャーを用いることを推奨している。 その他の握手の代替手段としては、手をふること、シャカ・サイン(ハワイなどで用いられる、親指と小指を伸ばして残る3本の指を折りたたむ仕草)、イランの一部で用いられる手のひらを心臓の部分に置く仕草、などがある。 2台に1台の割合でワークステーションを停止させて従業員間の間隔を増やしたコンピュータ室 握手の代わりに片手の拳をもう片方の手のひらで包む拱手(きょうしゅ)の挨拶をする台湾の蔡英文総統 公共の場で人と人が間隔をとりやすくするための床の目印 ぬいぐるみ人形を使って間隔をとった待合室
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