路線・停留場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 08:15 UTC 版)
金沢電気軌道の市内線は北陸本線金沢駅前と金沢市山ノ上三丁目(現・山の上町)・上石引町(現・石引)・野町五丁目(現・野町)・野田寺町一丁目(現・寺町)の4地点を結んでいた路線で、1935年時点で全長は10.341キロメートル(全線複線)あり、43の停留場が置かれていた。 路線は金沢駅正面を出ると白銀町を経て武蔵ヶ辻に至る。この先路線は金沢城址周辺を一周しており、武蔵ヶ辻から尾張町を経て橋場町、味噌蔵町を経て兼六園下、城址脇の百間堀通や金沢市役所・石川県庁に挟まれた広坂通を経て香林坊、そして南町を経て武蔵ヶ辻に戻る。途中、橋場町からは北の浅野川大橋を渡り森下町(現・東山)を経て山ノ上町三丁目の小坂神社前へ達する路線が、兼六園下からは南へ向かい兼六園・出羽町練兵場脇を通り抜け上石引町の金沢医科大学附属病院(現・金沢大学附属病院)前へ達する路線が、香林坊からは南の片町を経て犀川大橋を渡り野町方面へ向かう路線がそれぞれ存在した。環状線上の4か所の分岐点はいずれも三角線を形成する。また野町方面への路線は野町広小路で2方向に分かれており、一つはそのまま南進し松金線に繋がり、もう一つは野田寺町の野村兵営前へと至る。 1937年発行の地図に見える停留場の一覧は以下の通り。 金沢駅前 - 木ノ新保 - 白銀町 - 安江町 - 別院前 - 武蔵ヶ辻 武蔵ヶ辻 - 博労町 - 尾張町 - 下尾張町 - 橋場町 - 味噌蔵町 - 九人橋 - 車庫前 - 百間堀 - 公園前 - 広坂通 - 香林坊 - 石浦町 - 尾山神社前 - 南町 - 下堤町 - 十間町下 - 武蔵ヶ辻 橋場町 - 浅野川大橋 - 森下町 - 高道町 - 山ノ上町 - 小坂神社前 車庫前 - 練兵場前 - 下石引町 - 中石引町 - 大学前 香林坊 - 片町 - 犀川大橋 - 野町広小路 - 野町三丁目 - 野町四丁目 - (松金線接続) 野町広小路 - 祇園前 - 大桜 - 桜橋上 - 寺町三丁目 - 寺町二丁目 - 下菊橋上 - 野村兵営前 車庫所在地は金沢市上胡桃町(現・小将町)で、車庫前停留場の南東側(練兵場前停留場寄り)に相当する。 他社線との接続は北陸本線のほか浅野川電気鉄道(現・北陸鉄道浅野川線)と金石電気鉄道(後の北陸鉄道金石線=1971年廃止)の2路線がある。浅野川電気鉄道の起点金沢駅前駅(現・北鉄金沢駅)は金沢駅前停留場脇に立地。金石電気鉄道の起点中橋駅は白銀町停留場から西へ向かい北陸本線を越えた先に立地し、少し離れているが、1926年10月より金石電気鉄道が白銀町 - 中橋間に連絡バスを運転していた。
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路線・停留場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 13:40 UTC 版)
金沢市内線は、1963年(昭和38年)6月1日時点の集計で営業キロ12.5キロメートル、全線1,067ミリメートル軌間、直流600ボルト電化の路線であった。路線網は、金沢城址周辺を一周する環状線と、そこから4方向へ放射線状に伸びる路線、さらにそのうち1本の途中から分岐する路線によって構成された。停留場数は33か所。以下、各路線の当時の状況を順に解説する。ここでは「停留場」と明記がないものは停留場名ではなく金沢市内の地名を指す。
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