足利氏の支族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 04:52 UTC 版)
谷口雄太は、室町時代の武家故実の文献から、当時、御一家(足利一門)として認識されていた支族として、吉良氏・渋川氏・石橋氏・畠山氏・桃井氏・今川氏・斯波氏・石塔氏・一色氏・上野氏・小俣氏・加子氏・新田氏・山名氏・里見氏・仁木氏・細川氏・大舘氏・大島氏・大井田氏・竹林氏・牛沢氏・鳥山氏・堀口氏・一井氏・得河氏・世良田氏・江田氏・荒川氏・田中氏・戸賀崎氏・岩松氏・吉見氏・明石氏(=明石覚一)の諸氏が挙げられると指摘する。なお、吉見氏は源頼朝の弟・範頼の子孫、すなわち源為義流であるが、頼朝と足利将軍家との連続性を示すために足利尊氏の時代に一門に組み込まれたものであるという。 関東公方系関東公方 古河公方 小弓公方 喜連川氏 将軍家連枝堀越公方 平島公方 御一家吉良氏 - 三河守護足利氏の系譜を引く。足利別流として家格が高い。江戸時代においては高家の吉良義央。 石橋氏 - 足利別流の斯波氏の分家。 渋川氏 - 九州探題 三管領斯波氏 - 鎌倉時代は宗家と同じく足利を称す大崎氏 - 奥州探題 最上氏 - 羽州探題。戦国後期から江戸初期にかけては大名となるもその後交代寄合に 鞍谷氏 - 戦国期には越前国で「鞍谷御所」と呼ばれた一族。江戸期には足利義嗣の子孫であるとされたが、実際には斯波氏支流と見られている 畠山氏二本松氏 細川氏 - 支流の細川奥州家は江戸時代には熊本藩藩主家。平成期には内閣総理大臣・細川護煕。 四職一色氏 一門・親類加古氏 仁木氏 今川氏瀬名氏 関口氏 石塔氏 桃井氏 小俣氏 上野氏 その他庶流戸崎氏 矢田氏 広沢氏 岩松氏 堀越氏 天童氏 花房氏 三淵氏 柴田氏 - (斯波一族とされるが異説あり) 蜂須賀氏 - (斯波一族とされるが異説あり) 板倉氏 - (渋川一族とされるが異説あり) 榊原氏 - (仁木一族とされるが異説あり) 新田系庶流新田氏 山名氏 里見氏 大島氏 大井田氏 竹林氏 牛沢氏 大舘氏 世良田氏 額戸氏 長岡氏 亀岡氏
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