足利歴代将軍木像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 23:23 UTC 版)
霊光殿に安置されている足利歴代将軍木像は、以下のとおりである。ただし足利義量(第5代将軍)、足利義栄(第14代将軍)の木像はない。 向かって左壇(本尊に近い側から)初代将軍:足利尊氏(等持院) 第2代将軍:足利義詮(寶篋院) 第3代将軍:足利義満(鹿苑院) 第4代将軍:足利義持(勝定院) 第6代将軍:足利義教(普広院) 第7代将軍:足利義勝(慶雲院) 第8代将軍:足利義政(慈照院) 向かって右壇(本尊に近い側から)徳川家康(東照大権現) 第9代将軍:足利義尚(常徳院) 第10代将軍:足利義稙(恵林院) 第11代将軍:足利義澄(法住院) 第12代将軍: 足利義晴(萬松院) 第13代将軍 :足利義輝(光源院) 第15代将軍:足利義昭(霊陽院) 家康像は、家康が42歳の時に厄落としのために作らせ、自らの祈祷所である石清水八幡宮豊蔵坊に置かれていたものであるが、明治時代の廃仏毀釈によって豊蔵坊が廃止されたために当院に移されたものである。 幕末の文久3年(1863年)2月22日、上記の足利尊氏・義詮・義満三代の木像の首が鴨川の河原にさらされる事件が発生する(足利三代木像梟首事件)。これは将軍(幕府)への批判ととらえられ、京都守護職の松平容保(会津藩主)は厳重な捜査を命じ、同年8月に犯人は処刑された。
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