買収国電を保有した鉄道事業者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 07:05 UTC 版)
「買収国電」の記事における「買収国電を保有した鉄道事業者」の解説
国有化の際に電車を保有し、これが国有鉄道に編入されたのは前述の甲武鉄道を除いて次の14社336両である。富士身延鉄道までの3社については、地元の要望や鉄道敷設法の予定線となっているものであったが、宇部鉄道以降の11社は太平洋戦争の遂行のために必要とされた戦時買収と呼ばれるものである。 広浜鉄道(可部線) - 1936年(昭和11年)9月1日国有化 - 3形式9両 信濃鉄道(大糸南線)- 1937年(昭和12年)6月1日国有化 - 3形式10両 富士身延鉄道(身延線)- 1941年(昭和16年)5月1日国有化 - 7形式27両 宇部鉄道(宇部線・小野田線) - 1943年(昭和18年)5月1日国有化 - 9形式16両 富山地方鉄道富岩線(富山港線) - 1943年(昭和18年)6月1日国有化 - 2形式4両 鶴見臨港鉄道(鶴見線) - 1943年(昭和18年)7月1日国有化 - 12形式41両 豊川鉄道(飯田線) - 1943年(昭和18年)8月1日国有化 - 7形式20両 鳳来寺鉄道(飯田線) - 1943年(昭和18年)8月1日国有化 - 2形式2両 三信鉄道(飯田線) - 1943年(昭和18年)8月1日国有化 - 2形式9両 伊那電気鉄道(飯田線) - 1943年(昭和18年)8月1日国有化 - 10形式28両 南武鉄道(南武線) - 1944年(昭和19年)4月1日国有化 - 7形式43両 青梅電気鉄道(青梅線) - 1944年(昭和19年)4月1日国有化 - 8形式24両 南海鉄道山手線(阪和線) - 1944年(昭和19年)5月1日国有化 - 9形式75両 宮城電気鉄道(仙石線) - 1944年(昭和19年)5月1日国有化 - 11形式28両(宮城電気鉄道発注車を戦後、国鉄が購入した1形式4両を含む)
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