買収国電の形式称号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 07:05 UTC 版)
国有鉄道に編入された電車のうち戦前に買収された3社の車両については、直ちに鉄道省式の形式番号が与えられたが、戦時買収によるものは当時の形式称号規程による空き形式がほとんどなかったこともあり、私鉄時代の番号のまま使用され同番号の車両が複数存在したことがあった。これらの買収国電に国鉄形式が与えられたのは1953年(昭和28年)6月の規程改正時のことであるが(詳細は国鉄旧形電車の車両形式#1953年(昭和28年)車両称号規程を参照)、中には国鉄形式を与えられないまま廃車となったものもあった。 戦時買収により国有鉄道籍となった車両の中には、かつて国有鉄道から払い下げられたものもあったが、これらも国有鉄道時代の形式、番号に戻されることなく、私鉄時代の形式、番号のまま使用された。1953年(昭和28年)6月の称号規程改正時には、鋼体化されたもののみが残存していた。
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