調査と推論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:24 UTC 版)
「フラットウッズ・モンスター」の記事における「調査と推論」の解説
事件を調査した超常現象調査団体サイコップのジョー・ニッケルは、9月12日に複数の目撃者が証言した空中の光点はおそらく隕石であろうと結論付けている。また赤い光がまたたいていたのは航空障害灯と似ており、目撃者が見た生物はフクロウ(「爪のような手」をした、「スペードのエースのような顔」の生物)に非常に似ているとした。後者二つは通常見間違えないものであるが、前者の光る物体を見たあとの極度の興奮や不安のために見間違えたのだろうとされた。ニッケルの結論は空軍などによる他の調査結果とも共通している。 9月12日の目撃事件の夜、隕石がメリーランド州・ペンシルベニア州・ウェストバージニア州の三つの州で目撃されていた。これがエルク川の丘への燃える飛行物体の墜落と誤って報告された。またフラットウッズの町の真南にはブラクストン・カウンティー空港があり、モンスターの目撃場所の丘からは三つの航空障害灯を見ることができるが、目撃者が見た赤い瞬く光と、モンスターの顔の赤色はこれの見間違いではないかと考えられる。 目撃者が述べたモンスターの形・動き・音は、木の枝にとまるメンフクロウの姿・飛ぶ際の飛び方・驚いた時の鳴き声と一貫している。調査者たちはフクロウの止まる枝の下にあった緑の葉が、モンスターの下半身(板のような緑のスカート)に見えたのではないかと結論付けている。また目撃者間での「モンスターに腕があったか否か」の意見の相違は、キャスリーン・メイ夫人の証言の「小さな、爪のような手」が「体の前から伸びていた」という部分とあわせて、メンフクロウの木の枝をつかむ足の見え方に合致すると結論付けられている。 別の推論が地元メディアで取り上げられている。9月12日にモンスターを目撃した集団は隕石の衝突現場に立ち上った煙をヒト型モンスターと見間違えたというものである。またメイ夫人と息子たちは政府所有の機密の飛行物体を見たという説もある。
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