調査と統計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 00:47 UTC 版)
ペーパードライバーの中には運転自体が難しいわけではなく、道路上で運転することが怖いと感じる恐怖心や不安感をもつペーパードライバーも多いとされる。特にペーパードライバーにとって難しい判断となる要素に、人や自転車の路上への飛び出し、交差点、本線への合流などがある。自動車安全運転センターの「運転者群別の運転の実態に関する調査研究報告書」によると不安感はペーパードライバーに限らず90%以上の運転者が何らかの不安感をもっているとされる。ただし、ペーパードライバーは運転経験が少なく、この調査では「なんとなく不安」や「人や自転車、他の車にぶつけるかも知れない不安」の割合が他の運転者群に比較して高くなった。 ペーパードライバーには「運転免許の取得後にまったく運転経験の無い」という場合と、「過去に多少の運転経験があるが現時点では運転に携わっていない」という場合がある。特に、後者の場合については統計上一定期間で区切る必要があり、「過去に多少の運転経験を有するものの、調査時点以前1年間はまったく運転に従事していなかった者」を準ペーパードライバーと区分した統計もある。財団法人全日本交通安全協会が1995年10月中旬に全国18都道府県で実施した運転頻度に関するアンケート調査によると、回答者3,162人中「運転しない」と回答した者が94人(全体の3%)、「年2 - 3回」と回答した者が54人(全体の1.7%)となっている。
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