試作機「モノリス」とThinkPad 220とは? わかりやすく解説

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試作機「モノリス」とThinkPad 220

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 09:34 UTC 版)

Palm Top PC 110」の記事における「試作機「モノリス」とThinkPad 220」の解説

1991年日本IBMからノートパソコンPS/55 note」が発売されたが重さが2.5kgもあり、持ち歩くのは困難であった。そこで、同年春からPS/55 note開発したチーム小型化検討し、「(VHS)ビデオケースから取り出せ意表を突いて面白いのではないか」という発想サイズ決定した。 黒い筐体外装プロトタイプはすぐにできあがり『2001年宇宙の旅』登場した黒い岩のようなモノリス」に似ていたことから、開発コードネームは「モノリス」と名付けられた。 モノリス内部プロトタイプ1991年8月にはできあがった重さ500g、i386SL-20MHz、2MB RAM640×480ドットVGA16階調モノクロ液晶単3電池4本で駆動した。しかし、ディスプレイが5インチ弱で今のようにバックライトもないため漢字表示見難く製品化見送られることになった。 そのモノリスベース開発されたのがThinkPad 220であった最初プロトタイプ1991年末までには完成した1993年5月220は「ビジネスシヨウ '93 TOKYO」でモノリスと共に展示された。220同年夏に、当時日本IBM販売していたマルチステーション5550因み5550限定販売され完売しサブノートPCというジャンル開拓した以後、このジャンルThinkPad 230Csから現在のThinkPad Xシリーズにまで受け継がれている。 一方ビジネスシヨウ見た者がパソコン通信で「モノリス出せ」、あるいは勝手に名前を付けてThinkPad 110を出せ」、などという書き込みがあり、PC110はこれらの声に答えたものであったあちこち凝り凝った作りも、マニアの声に答えるというより、自分たちのやりたいことをできるだけ詰め込んだと言うように見てとれる。試作機モノリスへの思い込めてPC110基板上には、"MONOLITH 1992"と刻印されているのも、それを示したものと言える電話機能も必ずしも実用的なものではない(多分使わなかった人が大部分だと思われる)が、できるだけいろいろな機能をいれたい、あるいは可能性世に問いたいという思いのためであろう企画段階ではさらに多くのものがあったという。コンピュータインターネット電話カメラ合わせる発想その後携帯電話スマートフォン進歩先取りしたものであると言える

※この「試作機「モノリス」とThinkPad 220」の解説は、「Palm Top PC 110」の解説の一部です。
「試作機「モノリス」とThinkPad 220」を含む「Palm Top PC 110」の記事については、「Palm Top PC 110」の概要を参照ください。

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