設置と権限とは? わかりやすく解説

設置と権限

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 16:36 UTC 版)

西部防衛司令部」の記事における「設置と権限」の解説

防衛司令部は、日本ではじめて防空のために置かれ司令部である。1935年5月25日制定29日公布8月1日施行)の昭和10年軍令第8号制定され防衛司令部令により、東京東部防衛司令部大阪中部防衛司令部小倉西部防衛司令部置かれることが決められた。しかし年内発足したのは東部防衛司令部だけで、残る2つ1937年昭和12年8月1日開始予定した西部防衛司令部編成担当福岡県久留米にある第12師団司令部で、防衛司令部所在地野戦重砲第2旅団司令部小倉連隊区司令部一部予定された。 1937年昭和12年6月陸軍省経理局建築課から第12師団経理課西部防衛司令部新設工事命じられた。 8月発足直後防空計画立て権限しかなかったが、11月27日制定29日公布12月1日施行)の昭和12年軍令第8号による防衛司令部改定で、防空に関する指揮権与えられた。この権限は、九州地方全域と、中国地方西部3県(山口・広島・島根)にまたがる西部防空管区及んだまた、当時日本併合されていた朝鮮との間にある朝海峡海域西部防衛司令部指揮範囲になった別に警備権限関わる警備管区設けられ、こちらは九州北部第12師管限り第12師団かわって西部防衛司令部警備権限持った司令官参謀長専任であったが、司令部人員一部第12師団司令部との兼任であった

※この「設置と権限」の解説は、「西部防衛司令部」の解説の一部です。
「設置と権限」を含む「西部防衛司令部」の記事については、「西部防衛司令部」の概要を参照ください。

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