西吉田駅とは? わかりやすく解説

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吉田駅 (新潟県)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/28 15:26 UTC 版)

吉田駅[* 1]
駅舎(2021年9月)
よしだ
Yoshida
所在地 新潟県燕市吉田堤町[1]1-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 ヨシ←ニシ
駅構造 地上駅
ホーム 3面5線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,210人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1912年大正元年)8月25日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 越後線
キロ程 49.8 km(柏崎起点)
南吉田 (2.0 km)
(1.9 km) 北吉田
所属路線 弥彦線
キロ程 4.9 km(弥彦起点)
矢作 (2.6 km)
(3.1 km) 西燕
備考 直営駅
  1. ^ 1913年(大正2年)- 1959年(昭和34年)までは西吉田駅。
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吉田駅(よしだえき)は、新潟県燕市吉田堤町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである[1]

概要

越後線弥彦線が交わる駅構内(2017年5月)

燕市吉田地区(旧吉田町)の中心駅で、越後線弥彦線が接続する拠点駅でもある[1]

越後線を所属線とし[2]、弥彦線を加えた2路線が乗り入れている[3]

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、計3面5線を持つ地上駅である[1]。線路西側に設けられた駅舎は鉄筋コンクリート総2階建て。各ホームは跨線橋で連絡されている。

直営駅駅長配置)だが、当駅は自駅単駅管理である。なお、当駅周辺の沿線各駅は燕三条駅が管理している。なお、2021年(令和3年)11月30日までは燕三条駅業務担当助役(吉田在勤)が配置されていた。

駅舎内には自動券売機指定席券売機[19]自動改札機Suica対応)のほか、待合室自動販売機トイレなどがあり、2階の一室は学習塾がテナントとして入居している[1]。駅舎の反対側にあたる東口へは、ホームから直接連絡する手段はなく、駅舎北側にある跨線人道橋(1975年〈昭和50年〉12月完成[20])で連絡している。2016年(平成28年)3月31日まではキヨスク(売店)があったが、閉鎖となった。

構内の側線では越後線と弥彦線で使用する車両の夜間滞泊が行われる。なお、構内には、1984年(昭和59年)まで新潟運転所吉田支区が設けられていた。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 - 5 越後線 上り 柏崎方面[21] 主に1・2番線を使用
下り 新潟方面[21]
弥彦線 上り 弥彦方面[21] 主に3 - 5番線を使用
下り 東三条方面[21]

5番線については長らくホーム番号が振られておらず、留置線扱いだったが2005年(平成17年)12月改正より正式に5番ホームとなり、従来からの留置線機能に加え、客扱い列車が発着するようになった。ホームの有効長は1・2番線が9両まで、3番線が6両まで、4番線が4両まで、5番線が3両までの対応となっている。

利用状況

JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員1,210人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     2,055 [利用客数 2]
2001年(平成13年)     1,906 [利用客数 3]
2002年(平成14年)     1,797 [利用客数 4]
2003年(平成15年)     1,768 [利用客数 5]
2004年(平成16年)     1,688 [利用客数 6]
2005年(平成17年)     1,721 [利用客数 7]
2006年(平成18年)     1,673 [利用客数 8]
2007年(平成19年)     1,703 [利用客数 9]
2008年(平成20年)     1,738 [利用客数 10]
2009年(平成21年)     1,713 [利用客数 11]
2010年(平成22年)     1,745 [利用客数 12]
2011年(平成23年)     1,722 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 361 1,366 1,727 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 353 1,339 1,692 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 335 1,244 1,579 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 339 1,240 1,580 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 347 1,235 1,583 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 339 1,175 1,514 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 327 1,162 1,490 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 314 1,115 1,430 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 211 1,015 1,227 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 222 931 1,153 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 251 951 1,202 [利用客数 24]
2023年(令和05年) 275 935 1,210 [利用客数 1]

駅周辺

西口側(駅正面側)

西口側には吉田の古くからの市街地が広がる。旭町ロータリー周辺では1・6のつく日には周辺で定期市(いちび)が開かれる[22]ほか、その北西側を走る県道223号沿いには西川の河川舟運で発達した古くからのまちなみが残る。

東口側(駅裏手)

古くからの吉田のまちなみ(県道223号沿い)

東口側(駅裏手)には出入り口はなく、東口側へ向かうには駅正面口を出て踏切や跨線橋を渡らなければならない。

バス路線

吉田駅のバス停。左が「スワロー号」、右が「やひこ号」(2017年5月)

西口側には燕市のコミュニティバスのバス停が設置されている。なお、いずれも平日のみの運行である。下記は2024年(令和6年)3月改正時点での情報である。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
越後線
南吉田駅 - 吉田駅 - 北吉田駅
弥彦線
矢作駅 - 吉田駅 - 西燕駅

脚注

記事本文

  1. ^ a b c d e f g h i j 『週刊 JR全駅・全車両基地』 21号 新潟駅・弥彦駅・津南駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年12月30日、22頁。 
  2. ^ a b c d e f g 石野 1998, p. 598.
  3. ^ 石野 1998, p. 601.
  4. ^ a b 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「大糸線・飯山線・篠ノ井線・越後線・弥彦線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第9号、朝日新聞出版、2009年9月6日、25頁。 
  5. ^ 「軽便鉄道停車場改称」『官報』1913年4月26日(国立国会図書館デジタル化資料)
  6. ^ a b 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「大糸線・飯山線・篠ノ井線・越後線・弥彦線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第9号、朝日新聞出版、2009年9月6日、27頁。 
  7. ^ 『要覧』新津運輸事務所 昭和3年4月 P38
  8. ^ 『ガスカー焼く』昭和26年2月25日交通新聞2面
  9. ^ 『越後線吉田駅を改築』昭和36年12月28日読売新聞新潟読売B
  10. ^ a b 「越後線吉田駅舎が完成」『交通新聞』交通協力会、1962年7月27日、1面。
  11. ^ 『管理駅に昇格 吉田駅』昭和48年11月26日読売新聞新潟読売
  12. ^ 「越後線吉田駅に旅行センターを開設」『交通新聞』交通協力会、1974年3月6日、2面。
  13. ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年6月号
  14. ^ 『新たに7直営店開店、新鉄局、来月から2月にかけ-初のハンバーガー店など』昭和61年11月26日日本経済新聞地方経済面新潟
  15. ^ 吉田駅に学習塾が開校!”. Internet Archive. 2021年4月19日閲覧。
  16. ^ 2006年1月21日(土)新潟エリアSuicaデビュー!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道新潟支社、2005年9月21日。オリジナルの2006年1月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20060105212914/http://www.jrniigata.co.jp/information/20050921suica.pdf2021年1月8日閲覧 
  17. ^ 2008年3月 Suicaがますます便利になります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2007年12月21日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160304095817/https://www.jreast.co.jp/press/2007_2/20071214.pdf2020年5月29日閲覧 
  18. ^ Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2013年11月29日。オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200525143648/https://www.jreast.co.jp/press/2013/20131114.pdf2020年5月25日閲覧 
  19. ^ a b c 駅の情報(吉田駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月14日閲覧。
  20. ^ 昭和のよしだまち 市街地と駅裏を結ぶ 跨線人道橋を新設」(PDF)『広報よしだ』第903号、吉田町、2005年9月1日、20頁。 
  21. ^ a b c d JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(吉田駅)”. 東日本旅客鉄道. 2025年4月28日閲覧。
  22. ^ 燕市のいちび”. 燕市. 2021年5月5日閲覧。
  23. ^ 燕市循環バス「スワロー号」/燕市”. 燕市 (2024年10月1日). 2025年4月28日閲覧。
  24. ^ 弥彦・燕広域循環バス「やひこ号」/燕市”. 燕市 (2024年10月1日). 2025年4月28日閲覧。

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月23日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月29日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月12日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。

参考文献

  • 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

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