西アフリカ探検とは? わかりやすく解説

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西アフリカ探検

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/19 07:10 UTC 版)

ジョアン・フェルナンデス」の記事における「西アフリカ探検」の解説

彼が最初に文献登場するのは、西地中海でムーア人捕らえたことを記録したことによってである。彼はこの時期アラビア語知識を身につけた当時ポルトガル人西アフリカ海岸部探検し始めていたが、彼はアフリカ内陸部未知地域探検計画していた可能性もある。 1445年、彼は歴史表舞台現れる。彼は航海先のギニアに残ることを志願しエンリケ航海王子報告するために現地情報集めた。彼はアンタン・ゴンサルヴェス(Antão Gonçalves)とともに「金の川」(リオ・デ・オロ Rio do Ouro、現在の Río de Oro西サハラ南部海岸部)へ向かい上陸して先住民羊飼いたち数人とともに内陸向かった。このゴンザルヴェスという人物1441年にヌーノ・トリスタン(Nuno Tristão)とともに西サハラ探検しその際狩ったチチュウカイモンクアザラシを運ぶためにベルベル人から黒人奴隷を買い、ポルトガル黒人奴隷貿易さきがけとなった人物であったフェルナンデスは7ヶ月とどまり、ゴンザルヴェスとともに身代金岬」(Cape of RansomCape Mirik)近く海岸戻った彼のもたらした報告経験には大きな利益価値があった。報告南西サハラ自然環境気候動物相植物相とどまらず民族区分言語文字宗教遊牧民習慣奴隷交易にも及んだ遊牧民たちは南西サハラ北アフリカ当時バーバリー・コーストと呼ばれたモロッコからリビアにかけての海岸部、特にチュニス)との間でキャラバンによって金や黒人奴隷貿易し、この地域民族アラブ人ベルベル人、そしてアラビア語解さない褐色ムーア人」と呼ばれる人々区分されていた。 1446年1447年フェルナンデスリオ・デ・オロへの再度探検向かい西アフリカ他の地域についてエンリケ報告した。彼は、有名な年代記作家ポルトガル海外進出時の歴史綴った人物であるゴメス・エアネス・デ・アズララ(Gomes Eannes de Azurara)と個人的な知り合いで、アズララの言葉によってフェルナンデスによる知られざる土地民族探検記録は本国で受け容れられた。

※この「西アフリカ探検」の解説は、「ジョアン・フェルナンデス」の解説の一部です。
「西アフリカ探検」を含む「ジョアン・フェルナンデス」の記事については、「ジョアン・フェルナンデス」の概要を参照ください。

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