表意文字の例とは? わかりやすく解説

表意文字の例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:43 UTC 版)

表意文字」の記事における「表意文字の例」の解説

たとえば象形文字があり、具体的には、シュメール文字(の一部)や、エジプト文字(の一部象形文字)などがある。またヒッタイト象形文字挙げられる知られている範囲では、シュメール文字 (スメリア文字) が最古表意文字であり、表意文字として一番有名である。 日本人は表意文字の例として漢字挙げることは多い(一応挙げても良いが、それには微妙な面もある。その理由は下で説明シュメール文字エジプト文字加えて漢字も表意文字の例として挙げられることは多い。ただし漢字は、特に中国語書記使われている状況にあるものは、文字ひとつひとつが意味のみを表すのではなく、語や形態素表しその結果、語や形態素発音表している。その意味では「漢字表意文字」と呼ぶことは、必ずしも適切というわけではない。近年の(学術的な文字体系分類では、漢字は、中国語書記使用されるときには、「表語文字」と分類される一方日本語文章の中で使用されている漢字について、「漢字表意文字と言っても一応は良い日本語中の漢字について一般的に漢字表意文字」と説明しておいて、「漢字ひとつに、対応する音がいくつかある。音読みと訓読みがある。」と説明する。) 指事文字表意文字である。たとえば漢字の「上」「下」は表意文字一種指示文字である(水平線横線)を引いておいて、その線の「うえ」や「した」のほうに線や点を描きたすことで伝えたい概念を「さししめして」いるので指示文字である)。 アラビア数字(「1」「2」...「9」。また「0」)も表意文字である。それぞれ「いち(ひとつ)」「に(ふたつ)」...という概念示している。また他の数学記号も(大部分が)表意文字である。 表意文字は、ひとつひとつ文字が意味(概念)を表している。その結果表意文字書かれ文章というのは、さまざまな言語で声に出して音声化して)読み上げることができる。たとえば「1 + 1 = 2」は、日本語で「いち たす いち は に。」、英語で「One plus one equals two.」と読める。 「&」は本来はラテン語の "et"(「〜と...」の「と」) を意味しており、英語のand、ドイツ語undなど、違う言語の同じ意味の言葉を表す文字となっており、現代では表意文字といえる。 なお「広義表意文字」についていうと、顔文字絵文字一種なので、「広義表意文字」に含めることが一応できる。携帯スマホ普及1990年代から多用され近年では西欧でも絵文字使用一般化しているので、地域国境超えて表意文字一種」の使用広がっている。 古代アメリカマヤ文字紋章文字)についても「マヤ文字表意文字とされる。ただしマヤ文字書かれ文章は、(漢字仮名文字から成る日本語同様に表意表音組み合わせ異な文字体系)から成立している

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