ふと‐もも【蒲=桃】
ふともも (蒲桃)





●熱帯アジアが原産です。花は白色で多数の雄しべがあります。花にはバラに似た芳香があり、ジャムやゼリーの香料として利用されます。和名は、中国名の「プータオ(蒲桃)」が、沖縄で転じて「フートー」となり、それが本土に伝わって「ふともも」になったと言われています。
●フトモモ科フトモモ属の常緑小高木で、学名は Syzygium jambos。英名は Rose apple, Malabar plum。
マレーふともも (蒲桃)



●マレーシアが原産です。高さは5~12メートルになります。葉は楕円形で対生し、やわらかな感じの革質です。花は深紅色の花弁と長い雄しべが目立ちます。果実は鶏卵よりやや大きく、熟すと黄緑色の地にピンクの縦縞が入ります。生食されるほか、煮たりジャムに加工されたりします。また樹皮や根は、薬用にされるそうです。
●フトモモ科フトモモ属の常緑中高木で、学名は Syzygium malaccense。英名は Malay apple。
フトモモ: | 丁子の木 水蓮霧 蒲桃 蒲桃 蓮霧 赤楠 |
ブラシノキ: | カリステモン・スブラツス |
蒲桃
蒲桃
フトモモ
(蒲桃 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 08:29 UTC 版)
フトモモ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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フトモモ
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Syzygium jambos (L.) Alston[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
フトモモ[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Rose apple |
フトモモ(蒲桃、学名: Syzygium jambos)はフトモモ科の常緑高木。東南アジア原産の果樹。フトモモの名は中国名の蒲桃(ほとう、拼音: プータオ)が由来。
特徴


(沖縄県石垣市大浜 宮良川岸)
花期は5月頃。花は直径3cmほどで花弁は白く、雄蕊が多くて目立つ。果実は夏に黄色く熟し、径4cmほど。味は薄いがバラのような芳香があって食べられる。このことから、英語名はローズアップル(Rose apple)という。
沖縄では古くから栽培され、現在はあまり栽培されないが、野生化している。また、ハワイ諸島、レユニオン島、ガラパゴス諸島、そしてオーストラリアと中米の一部で野生化して問題となっている。
脚注
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Syzygium jambos (L.) Alston”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年9月10日閲覧。
外部リンク
- フトモモ(蒲桃)
- 熱帯果樹写真館:フトモモ - ウェイバックマシン(2001年11月22日アーカイブ分)
- フトモモ―蒲桃 - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
固有名詞の分類
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