著者と編集者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:45 UTC 版)
「IPCC第5次評価報告書」の記事における「著者と編集者」の解説
2010年3月、IPCCは世界の専門家より、約3000人の執筆者の推薦を受けた。同年5月19-20日にジェネバにて開催された事務会合において、3つの作業部会ごとにAR5の執筆者とレビュー編集者が発表された。これらの科学者や専門家はそれぞれ定められた手順に従い、各国政府の集約担当者(?)や、所定の基準を満たす専門組織(?)、行政組織によって選定された。前版のAR4と比較すると、AR5において推薦された執筆者数は50%増加している。AR4における氏筆者およびレビュー編集者の合計は559人であった。2010年6月23日、IPCCは気象学・物理学・海洋学・統計学・工学・環境学・社会科学・経済を含む各分野の831人の専門家からなる執筆者のリストを発表した。分析対象地域を拡げる努力を反映し、AR5ではAR4に比べて途上国からの参加が増加した。執筆者のうち約30%は途上国や移行経済圏からである。また専門家のうち60%以上は、新しい知識や視点をもたらすであろう、IPCCのプロセスに初めて関わる人達である。 専門家達は3つの作業部会の報告書、および2014年に発表予定の統合報告書の作成に携わる。各作業部会の報告書は2013年から2014年にかけて発表された。 WG I は自然科学的根拠に焦点を当て、258人の専門家が携わる。 WG II は 気候変動による影響や適応策、気候変動に関わる脆弱性を分析し、302人の専門家が携わる。 WG III はリスクや不確実性を考慮した上で緩和策をカバーし分析する。271人の専門家が携わる。
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