菌興695号【キンコウ695ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第7034号 |
登録年月日 | 1998年 10月 29日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 菌興695号 よみ:キンコウ695ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 財団法人日本きのこセンター | |
品種登録者の住所 | 鳥取県鳥取市富安一丁目84番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 長谷部公三郎 大久保充 宮内誠 磯部正雄 黒田誠 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者の保存菌株から得られた交雑株に親株を戻し交雑して育成されたものであり,やや大葉,中肉の夏秋発生型の不時栽培向き高温性品種である。 菌さんの形は円形,凸形,大きさはやや大,色は褐色,菌さんの厚さは及び肉質は中である。りん皮の付着部位は全面,大きさは中,色は無である。菌しゅうの形は1型,色は白色,並び方は正常,幅は狭,密度は密である。菌柄の形は1型,長さは短,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.5~1.9,太さは中,色は有,毛の多少及び色は有である。子実体の発生時期(不時栽培)は夏秋,発生温度は高温である。乾物率は10~14%,子実体1個当りの平均乾重は1.5~1.9g,収量性は少である。 「菌興610号」と比較して,菌さんが褐色であること,肉質が軟らかいこと,菌糸体の生長速度(5℃の場合)が速いこと等で,「菌興690号」と比較して,菌さんの肉質が硬いこと,菌糸被膜形成があること,菌糸体の生長速度(5℃の場合)が速いこと等区別性が認められる。なお,「菌興610号」,「菌興690号」,「森465号」,「440号」,「秋山A-567号」及び「藤F312号」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和62年に出願者の施設(鳥取県鳥取市)において,出願者の保存菌株から得られた交雑株に親株を戻し交雑し,その菌株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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