菌興692号【キンコウ692ゴウ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5243号 |
登録年月日 | 1996年 10月 15日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 菌興692号 よみ:キンコウ692ゴウ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 財団法人日本きのこセンター | |
品種登録者の住所 | 鳥取県鳥取市富安一丁目84番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大平郁男 長谷部公三郎 大久保充 宮内誠 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり,大葉,中肉の夏秋発生型不時栽培向き高温性品種である。 菌さんの形は円形,凸形,肉の形は1型,大きさは大,色は褐色,菌さんの厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は全面,大きさは中,色は無である。菌しゅうの型は1型,色は白色,並び方は正常,幅は狭,密度は密である。菌柄の形は1型,長さは中,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は 1.5~ 1.9,太さは中,色は有,毛の多少及び色は有である。菌糸の被膜形成の有無は有である。子実体の発生時期(不時栽培)は夏秋,発生温度は高温である。乾物率は10~14%,子実体1個当たりの平均乾重は 2.0~ 2.4g,収量性は中である。 「菌興690号」と比較して,菌さんの肉質が硬いこと,菌柄の長さが長いこと,菌糸皮膜形成が有であること等で,「菌興650号」と比較して,菌さんの肉の形が1型であること,菌さんの肉質が硬いこと等で区別性が認められる。なお,「菌興650号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の施設(鳥取県鳥取市)において,昭和59年に出願者の保存菌株どうしを交配し,得られた菌糸の中から選抜,さらに60年から63年にかけて原木栽培による選抜を行い,その後栽培試験により諸特性が安定していることを確認して平成4年に育成を完了したものである。 |
- 菌興692号のページへのリンク