菌興697号【キンコウ697ゴウ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9025号 |
登録年月日 | 2001年 3月 28日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 菌興697号 よみ:キンコウ697ゴウ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 財団法人日本きのこセンター | |
品種登録者の住所 | 鳥取県鳥取市富安一丁目84番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 長谷部公三郎、大久保充、宮内誠、黒田誠 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者の保存菌株から得られた交雑株に親株をもどし交雑して育成されたものであり、菌さんが中葉,中肉,夏秋発生型の不時栽培向きの中高温性の品種である。対峙培養では「菌興690号」及び「菌興610号」との帯線形成は有、気中菌糸の発達程度は多、菌糸密度が密、菌糸生長最適温度は中である。菌さんの形は側面が凸形、大きさは中、色は褐色、肉質は中である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅は狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は2型、長さは短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さは中、表面の色合いは無、毛の有無及び毛の色は有である。子実体の発生時期は夏秋、発生温度はやや高温、発生最盛期までの期間は中である。子実体の1個当たりの平均乾重は1.5~2.0g、収量性は少である。「菌興690号」及び「菌興610号」と比較して、菌さんの肉の形が1型であること、菌さんが厚いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に出願者の施設(鳥取県鳥取市)において、出願者の保存菌株から得られた交雑株に親株をもどし交雑し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 菌興697号のページへのリンク