菌興702号【キンコウ702ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第12270号 |
登録年月日 | 2004年 8月 18日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 菌興702号 よみ:キンコウ702ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 財団法人日本きのこセンター | |
品種登録者の住所 | 鳥取県鳥取市富安一丁目84番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 長谷部公三郎、宮内誠、黒田誠、霜村典宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、(「菌興695号」×出願者所有の育成系統菌株)に「菌興695号」を交配して育成されたものであり、菌さんが中葉、中肉質の不時栽培向きの中温性の品種である。 菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさは中、色は褐色、厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は全面、大きさはやや大、色は無である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さは中、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや大、太さは中、色あい、毛の有無及び毛の色は有、肉質はやや軟である。子実体の発生時期は周年、発生型は集中、発生温度は中温、発生最盛期までの期間は短である。乾物率は10~15%未満、子実体1個当たりの平均乾重は 1.5~2.0g未満、収量性は中である。「菌興695号」と比較して、りん皮が大きいこと等で、「菌興610号」と比較して、菌さんの肉質が軟らかいこと、菌柄が細いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に出願者の施設(鳥取県鳥取市)において、(「菌興695号」×出願者所有の育成系統菌株)に「菌興695号」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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