菌糸怪獣 フォーガス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:55 UTC 版)
「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事における「菌糸怪獣 フォーガス」の解説
第6話「地上最大の怪獣」に登場。 異常進化して高い知能をもった菌糸体から生み出された怪獣。劇中での命名者はコウダ。本体は巨大なキノコで菌糸の一部から人間サイズの怪人体や怪獣体などの分身を複数形成し、これらは本体を破壊しない限りたとえソルジェント光線を受けて粉砕されても再生することができる。フルイズミ市を中心に地下10キロメートル四方に菌糸を伸ばし、地球規模で広がっているコンピューターネットワーク・アースネットを支配する。自身を「10キロメートルの知性を持つ地上最大の知性」と称し、10キロメートル四方に広がる菌糸体は、「人間で言えば脳細胞にも等しい」という。アースネットを通じてあらゆるネットワークに侵入することができ、コンピュータに「さよなら人類」という内容の怪文章を送付し、外部との連絡を遮断する。感染前に外部接続を遮断したコンピュータまでも支配する能力を持つ。キノコの中心部に膨らんだスルメのような形をしたコアの役割を果たす菌糸脳があり、粉砕されても別の菌糸から怪獣体をいくらでも即座に生み出すことができる。戦力として鞭状の両腕を使った攻撃を武器として使い、怪人体時では身体を菌糸状に流動化させて移動する。怪人体でアスカを拉致し、β号とγ号が救援に向かうがβ号を撃墜。TPCヨーロッパ支部のミサイルを使用してグランドームを破壊しようとする。しかし3機発射したそのすべてがクラーコフNF3000とγ号に破壊され、グランドーム破壊は失敗。そして人類を破滅させる前にダイナを倒そうと、自ら怪獣体に変貌、怪獣体を複数放ってダイナを苦しめる。しかし、ミラクルタイプの透視能力で本体の位置を当てられた上、レボリウムウェーブ アタックバージョン(タイプI)の攻撃で菌糸と怪獣体を全て消し飛ばされ、本体だけで宇宙に逃げようとするが追いつかれてソルジェント光線を受け、倒される。 第46話では、怪人体が黒い宇宙植物の作り出した謎の怪獣軍団として登場している。 声:河島順子(本体) スーツアクター:石井浩(怪人体)、三村幸司(怪獣体) 怪人体の頭部はムザン星人の改造。 デザインは丸山浩による。怪獣は、演者の腕を枝を突くように突き出している。 脚本を担当した武上純希は、「今までに見たことがないような怪獣」として、カナダの森林で10キロメートルの菌糸を広げているキノコから着想した。プロットでは町の人間がフォーガスに支配されているという展開であった。
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