若水とは? わかりやすく解説

わか‐みず〔‐みづ〕【若水】

読み方:わかみず

元旦初めてくむ1年邪気を除くとされ、この年神への供え物家族食べ物調える。《 新年》「—のよしなき人に汲まれけり/一茶

昔、宮中で、立春の日に主水司(しゅすいし)から天皇奉った


若水

読み方:ワカミズ(wakamizu)

元日にくむ

別名 初水


わかみず 【若水】

日本正月元旦初めて汲む歳神への供えでもあり、一年邪気を除くとされた。古代宮中では立春の日に主水司から天皇奉ったものが、元旦行事になった初穂福水・宝黄金とも。元日の行事使い、口をすすいで身を清めたり煮炊き用いる。これを汲みに行くのを「若水迎え」といい、年男がする。井戸には餅や洗米供え祝い唱え言をして汲む。

若水

作者今井絵美子

収載図書雀のお宿
出版社角川春樹事務所
刊行年月2006.4
シリーズ名時代小説文庫


若水

収載図書馬鹿の鏡
出版社一声
刊行年月2006.8
シリーズ名昔話に学ぶ「生きる知恵


若水

読み方:ワカミズ(wakamizu)

中古宮中立春の日に主水司から天皇奉った

季節 新年

分類 人事


若水

読み方:ワカミズ(wakamizu)

分野 俳諧

年代 江戸中期

作者 嵐雪〔編〕


若水

読み方:ワカミズ(wakamizu)

所在 愛知県名古屋市千種区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

若水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 12:09 UTC 版)

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若水(わかみず)とは、往古、立春の日に宮中の主水司から天皇に奉じた水のもとを指した。後に元日の朝に初めて汲む水[1]井戸からを汲んで神棚に供えることを指すこととなった。若水をハツミズ、アサミズと呼ぶところも存在する。

若水は邪気を除くと信じられ、神棚に供えた後、その水で年神への供物や家族の食事を作ったり、を漱いだりを立てたりした。

元日の朝早く、まだ人に会わないうちに汲みに行き、もし人に会っても口をきかない仕来たりであった。若水を汲むのは年男(正月の行事を取り仕切る家長の事を言い、干支の年男とは別)の役目とされたり、その家の女性が汲んだりした。若水を汲む時には「黄金の水を汲みます」など縁起の良い言葉を唱えた。

君津地方では若水汲みは男性の役として女性にはまったく手を触れさせない。盆は女性、正月は男性の役といわれるように、元旦の若水汲みから3ヵ日、あるいは初卯の日までは炊事は男性がやるべきものとし、女性には水に触れさせないようにする所が多かった。

関連項目

脚注

  1. ^ 「年中行事事典」p892 1958年(昭和33年)5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版

若水(わかみず)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)

酒米」の記事における「若水(わかみず)」の解説

1972年都道府県による開発同県農業総合試験作物研究所にてあ系酒101/五百万石交配1983年愛知県奨励品種採用1985年品種登録

※この「若水(わかみず)」の解説は、「酒米」の解説の一部です。
「若水(わかみず)」を含む「酒米」の記事については、「酒米」の概要を参照ください。

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「若水」の例文・使い方・用例・文例

  • 若水を汲む
  • 元日の朝に若水をくんで沸かすこと
  • 若水
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