若ノ鵬の大麻所持事件とは? わかりやすく解説

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若ノ鵬の大麻所持事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 14:23 UTC 版)

大相撲力士大麻問題」の記事における「若ノ鵬の大麻所持事件」の解説

間垣部屋当時前頭筆頭幕内力士若ノ鵬寿則が、2008年6月24日東京都墨田区錦糸町路上落とした財布中にあったロシア製のたばこに、大麻成分含んだ植物片0.368グラム入っていたとして、同年8月18日警視庁組織犯罪対策第五課若ノ鵬大麻取締法違反所持)の疑い逮捕した若ノ鵬取調べ容疑認めその後家宅捜索結果で、間垣部屋若ノ鵬自宅から吸引パイプなどが発見された。若ノ鵬逮捕時(8月18日)は20歳であったものの容疑事実発生時(6月24日)は19歳でまだ未成年者であり、少年法精神からは匿名報道原則とされるが、「現役幕内力士であり社会的影響大きい」等の理由により多くメディア実名報道した当時日本相撲協会理事長だった北の湖敏満は、逮捕当日に緊急で記者会見開き謝罪文読み上げた。そして、8月21日の緊急理事会で、若ノ鵬解雇することを決定した現役力士に対して解雇処分下されるのは初めであった若ノ鵬師匠間垣親方理事職を引責辞任した。 事件背景には、協会および師匠である間垣の「指導不足」があったとされる素行悪さ従前から指摘されいたものの「未熟さたしなめる人が身近にいなかった」。師匠も、若ノ鵬間垣部屋での暮らしとは別にマンション部屋借りていたことを把握していなかったと述べている。 その後大麻取締法起訴基準となる所持量に達していないこと、容疑者初犯容疑認めていること、社会的な制裁受けていることを考慮し東京地方検察庁若ノ鵬処分保留のまま釈放し9月12日には起訴猶予処分とした。 8月末に発表され2008年9月場所の番付には、若ノ鵬東前頭8目に掲載される予定だったが、番付から削除され若ノ鵬の名前が入る部分空欄となった若ノ鵬2008年9月11日相撲協会相手解雇処分無効として力士として地位確認求め訴訟提起仮処分申請東京地方裁判所行った訴訟について同年10月27日第1回口頭弁論開かれ相撲協会側は全面的に争う姿勢示した一方仮処分申請については同年10月30日東京地裁却下若ノ鵬側はこれを不服として東京高等裁判所即時抗告行ったが、12月9日にこれも却下された。これを受けて若ノ鵬2009年2月訴訟取り下げロシアへ帰国した。

※この「若ノ鵬の大麻所持事件」の解説は、「大相撲力士大麻問題」の解説の一部です。
「若ノ鵬の大麻所持事件」を含む「大相撲力士大麻問題」の記事については、「大相撲力士大麻問題」の概要を参照ください。

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