自由党の合併、統一地方選
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:11 UTC 版)
「国民民主党 (日本 2018)」の記事における「自由党の合併、統一地方選」の解説
同月22日夕方、玉木代表と自由党の小沢一郎共同代表が東京都内のホテルで会談し、両党の合流へ向けての方針に合意したことが伝えられた。これを受けて、翌23日に行われた総務会では合流に向けての具体的な交渉を玉木に一任した。同月24日、玉木、小沢両代表の会談で衆参両院での統一会派結成に向けて、合意した。一時は参院での第一会派に躍り出るも、同日24日に立憲側が社民党との統一会派結成に合意。これにより、参院での議員数が「国民+自由」「立憲+社民」の両統一会派でそれぞれ27人となるため、慣例により立憲が再び参院第一会派を握ることになる。さらに、同日には藤田幸久参議院議員が国民民主党に離党届を、立憲民主党に入党届をそれぞれ提出した。 2月25日に、アントニオ猪木参議院議員が会派入りし28人となり、一時的に参院第一会派に返り咲くが、3月6日に藤田を除籍し、翌7日に会派の移動を届け出たため再び野党第2会派となった。 4月の第19回統一地方選挙では、前半戦においては立憲民主党が改選前を約3割上回る議席を獲得したのに対し、国民民主党は伸び悩んだ。玉木は4月10日に記者会見を行い、国民民主党の党籍を持つ無所属候補も含めると道府県議選では177人の立候補者に対し135人が当選したと明らかにし、「当選率は2015年の民主党よりも高い比率となった。厳しい中で、なんとか踏ん張ったのかなという気がする」とコメントした一方、立憲、国民両党の合計議席が前回の旧民主党の獲得議席を下回っていることから、「旧民主(系の勢力)で足して減っていることが本質的問題だ」と指摘した。 4月26日未明に両院議員総会を開き、採決の結果、賛成多数で自由党との合併を了承した。なお、この採決では階猛・近藤和也・大野元裕・足立信也の4名の衆参両院議員が合併に反対した。自由党が解党し、国民民主党に合流する形をとり、党名や政策は国民民主党のものを継承する。同日、合併手続きを行い、山本太郎を除く6人の自由党衆参両院議員は国民民主党に入党し、自由党は総務省に解散を届け出た。 5月11日、自由党との合流に反対していた階が党岩手県連の会合で離党する意向を表明。同党岩手県連代表の黄川田徹前衆議院議員と県連副幹事長の高橋但馬県議も離党を表明した。その後も離党の動きは続き、同20日には大野が離党の意向を表明(なお、大野はその後参院議員を辞職し埼玉県知事選に出馬した)。26日までに岩手県連では階ら3名に加え、新たに5名の地方議員が離党届を提出し、同日受理された。29日には党総務会で階の離党届が受理され、また、山井和則国対委員長代行も離党を検討していることが明らかとなった。大野、山井はその後離党届を提出。大野の届け出は6月25日に受理されたが、山井は参院選後の7月24日に除籍処分となった。
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