聖職貴族とは? わかりやすく解説

聖職貴族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/31 09:21 UTC 版)

聖職貴族(せいしょくきぞく、: The Lords Spiritual)は、イギリスにおいて貴族院議員であるイングランド国教会(国教会)の26人の主教。貴族の右側に座る主教は含まれない。長老派教会スコットランド国教会ウェールズ北アイルランド聖公会はもはや国教会ではなく、代表もしていない。貴族院議員である世俗貴族とは異なる。


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聖職貴族

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貴族院 (イギリス)」の記事における「聖職貴族」の解説

国教会高位聖職者であるカンタベリー大主教ヨーク大主教英語版)、ロンドン主教英語版)、ダラム主教英語版)、ウィンチェスター主教英語版)の5人と、そのほか教区主教のうち21名をあわせた26名は聖職貴族(Lords Spiritual)として貴族院議席保有する。なお、聖職貴族以外の貴族院議員世襲貴族一代貴族常任上訴貴族)は聖職貴族に対して世俗貴族Lords Temporal)と呼ばれる高位聖職者5人以外の議席は、貴族院議員たる教区主教死亡退任によって先任順次の教区主教貴族院議員となる。ただし、2014年女性司教就任認められる2015年聖職貴族(女性)法制定され2015年から10年間は女性主教優先的に貴族院議員となることが定められた。 聖職貴族の議席聖職者個人ではなくその主教位によるため、彼らは主教に留まっている間のみ貴族院議員であり、主教辞す貴族院議員たる地位も失う。また、主教位が変わった時にはその都度貴族院紹介され宣誓することになる。例えカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーは、2012年ダラム主教として、2013年カンタベリー大主教として、それぞれ貴族院紹介され宣誓している。主教には70歳定年設けられているので、それまでには辞職することになるが、カンタベリー大主教ヨーク大主教のみは大主教退いた後に一代貴族列するのが例となっている。 聖職貴族は院内一つ固まって独自会派形成しているが、中立派クロスベンチャー)と同様に特定の政策に対して党議拘束行っていない。 貴族院議員たる国教会聖職者庶民院議員資格を有さないが、貴族院議員でない国教会聖職者2001年から庶民院議員資格有する。 聖職貴族は世俗貴族世襲貴族一代貴族)が急増した近現代においては貴族院少数勢力に過ぎないが、中世の頃には世襲貴族の数が少なかったために貴族院半分以上占めている時期もあった。たとえばヘンリー8世即位時(1509年)の貴族院世襲貴族36人と聖職貴族48人で構成されていた。現行の26人という聖職貴族の議員数は1878年主教職法(Bishoprics Act 1878)の定めよる。

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