教会管区
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教会管区(きょうかいかんく、ラテン語: provincia ecclesiastica、英語: ecclesiastical province)は、キリスト教のいくつかの教派で使われる言葉で、複数の教区が集まった集合体である。もともとローマ帝国の政治単位の「プロヴィンキア Provincia」(州)に習っている。
カトリック教会では複数の教区(司教区、あるいは大司教区)を取りまとめて管轄するカトリック教会の組織で、教会法431条に基づく。通常、大司教区(archdiocese)が兼務する。日本の場合、長崎、東京、大阪高松の3つの大司教区の大司教が教会管区長も兼ねている。教会管区は管区大司教によって統治される。
聖公会では日本管区(日本聖公会)、韓国管区(大韓聖公会)などと現在は国家単位になっている場合が多く、所属教区の代表から管区代表が選ばれる。ただし、大所帯の英国聖公会ではカンタベリー管区とヨーク管区があり、米国聖公会では第1管区から第8管区まであり、こうして1国家内に複数の管区がある場合もある。救世軍もやはり国家単位になっていて、「軍国」と呼ばれる。
教会管区
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「ヘッセン=ナッサウ福音主義教会」の記事における「教会管区」の解説
ヘッセン=ナッサウ福音主義教会には元来、教会管区が7つあった。2000年、当時あったノルト=シュタルケンブルク教会管区が新しいライン=マイン教会管区(フランクフルト・アム・マイン)にまとめられたからである。さらに、ノルト=ナッサウ(ヘルボルン)、オーバーヘッセン(ギーセン)、ラインヘッセン(マインツ)、シュタルケンブルク(ダルムシュタット)、ジュートナッサウ(ヴィースバーデン)の教会管区がある。
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「教会管区」の例文・使い方・用例・文例
- (英国の)教会管区
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