女性聖職者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:48 UTC 版)
1986年に女性の執事が正式に認められ、翌1987年に初めて聖別(任命)されている。1992年には女性の司祭任命が総会で決定され、1994年に初めての女性司祭が誕生し、2010年には男性司祭の任命数(273名)より女性司祭の任命数(290名)が多い状況になっている。 2013年6月、女性主教の任命が教会会議で決まっている。その後いくつかの会の審議で圧倒的賛成多数(例えば主教会では賛成37、反対2、棄権1)で決定されて、イギリス議会の宗教委員会の承認も経て、2014年11月に執行可能になった。初めての女性副主教 (suffragan bishop) はチェスター教区で誕生して2015年1月にヨーク大聖堂で聖別された。2015年3月には2015年聖職貴族(女性)法が成立し、同法の施行から10年後までに聖職貴族に空位が生じ、後任になれる者に女性がいる場合、必ず女性を任命するよう規定された(第1条)。女性初の教区主教はグロスター教区で誕生しカンタベリー大聖堂で2015年7月に聖別されている。
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