紅夢鷹【ベニムタカ】(果樹)
登録番号 | 第13770号 | |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | おうとう | |
登録品種の名称及びその読み | 紅夢鷹 よみ:ベニムタカ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 烏久芳 | |
品種登録者の住所 | 山形県東根市大字若木5852番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 烏久芳 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「佐藤錦」の自然交雑実生から選抜されたものであり、果形が短心臓、大きさがやや大、果皮色が帯赤黄斑の育成地(山形県東根市)では6月中旬に成熟する甘果おうとうである。樹姿はやや開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さはやや太、節間長は中、枝梢の色は赤褐、皮目の形は楕円、大きさは中、密度は多、芽の形は尖である。葉形は短楕円、大きさは中、色は緑、蜜腺の形は腎である。花の大きさ及び小花数の多少は中、花弁の形は円、大きさは中、色は白、雌ずいの数は1、健否は健、花粉の有無は有、がく筒の形は鐘、がくの色は黄緑である。果梗の長さは長、果実の外観は短心臓、果頂部の形は凹、凹は浅、梗あの深さは浅、広さは中、果実の大きさはやや大、果皮色は帯赤黄斑、着色は中である。切った直後の果肉色はクリーム、果肉内の着色は無、核周囲の着色は微、果肉の硬さは中、果汁の多少及び甘味は多、酸味は少、渋味、苦味及び香気は無である。核と果肉の粘離は半粘、核の形は円、大きさは大、色は淡褐である。成熟期は満開から41~51日で育成地においては6月中旬、結果性はやや多、生理落果の多少は少、裂果性及び果実の日持ちは中である。「佐藤錦」と比較して、枝梢の色が赤褐であること、核の形が円であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和58年に育成者のほ場(山形県東根市)において、「佐藤錦」の自然交雑種子をは種し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「未鷹」であった。 |
- 紅夢鷹のページへのリンク