紅姉妹【ベニシマイ】(観賞樹)
登録番号 | 第11565号 | |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 紅姉妹 よみ:ベニシマイ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 本間正信 | |
品種登録者の住所 | 新潟県新津市大字子成場613番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 本間正信 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「アンブローシャス」に「寒牡丹」を交配して育成されたものであり、花形は開いた漏斗形、花の主色は鮮紅で大きさは中の、鉢物向きの品種である。樹姿枝張りは球状、樹高は矮性、2年枝の太さは中、萌芽枝の色は緑、主枝の粗密は中である。春葉全体の形は広楕円形、先端の形は鈍頭、葉脚は鋭脚、葉身長はやや短、最大幅はやや狭、葉柄長は短、新葉表面の色は暗緑、春葉表面の色は赤緑、斑入りは無、表面の光沢は中、表面の毛じの色は褐、葉の着生方向は水平である。花の向き姿勢はやや直立、つぼみの形は楕円、花形は開いた漏斗形、花のタイプはシングル及びセミダブル、花冠の切れ込みはやや深い、花冠上半及び下半の形は半円形、裂片の先端の形は広く円い、重なり合いは深く重なる、縁の波形状、花の直径及び切開いた最大幅は中、縦幅はやや短である。花色の発現は一色型、絞り模様は無又は極微、底白の現れ方、白覆輪、縁紅・爪紅及び濃淡模様は無、内側の主色は鮮紅(JHS カラーチャート0107)、花喉部のブロッチは中、形は大点の集合、色は暗紅(同0110)である。雄ずいの型は小花弁化が混合、雌ずいの型は花弁化しない、花柱の色は赤、柱頭の色は紫赤、がくの有無は有、花弁化の有無は無である。葉の持続性は常緑、開花期の早晩は中、四季咲性は弱である。「アンブロシアナ」と比較して、花色が鮮紅であること、ブロッチの色が暗紅であること、雄ずいの型が小花弁化が混合していること等で、「紅風車」と比較して、花のタイプがシングル及びセミダブルであること、雄ずいの型が小花弁化が混合していること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に育成者の温室(新潟県新津市)において、「アンブローシャス」に「寒牡丹」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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