篇目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:39 UTC 版)
-偽古文尚書今文尚書虞書 1 堯典 1 堯典 2 舜典 3 大禹謨 - - 4 皋陶謨 2 皋陶謨 5 益稷 夏書 6 禹貢 3 禹貢 7 甘誓 4 甘誓 8 五子之歌 - - 9 胤征 - - 商書 10 湯誓 5 湯誓 11 仲虺之誥 - - 12 湯誥 - - 13 伊訓 - - 14 太甲上 - - 15 太甲中 - - 16 太甲下 - - 17 咸有一徳 - - 18 盤庚上 6 盤庚 19 盤庚中 20 盤庚下 21 説命上 - - 22 説命中 - - 23 説命下 - - 24 高宗肜日 7 高宗肜日 25 西伯戡黎 8 西伯戡黎 26 微子 9 微子 周書 27 泰誓上 - - 28 泰誓中 - - 29 泰誓下 - - 30 牧誓 10 牧誓 31 武成 - - 32 洪範 11 洪範 33 旅獒 - - 34 金縢 12 金縢 35 大誥 13 大誥 36 微子之命 - - 37 康誥 14 康誥 38 酒誥 15 酒誥 39 梓材 16 梓材 40 召誥 17 召誥 41 洛誥 18 雒誥 42 多士 19 多士 43 無逸 20 毋逸 44 君奭 21 君奭 45 蔡仲之命 - - 46 多方 22 多方 47 立政 23 立政 48 周官 - - 49 君陳 - - 50 顧命 24 顧命 51 康王之誥 52 畢命 - - 53 君牙 - - 54 冏命 - - 55 呂刑 26 呂刑 56 文侯之命 27 文侯之命 57 費誓 25 鮮誓 58 秦誓 28 秦誓 「今文尚書」には後に「太誓(泰誓)」が加えられ29篇となった。この「太誓」は漢代に作られた偽書とされる。「偽古文尚書」にある「泰誓」3篇はまたこれとは別の偽書である。 「古文尚書」の逸書16篇の篇名は1.「舜典」、2.「汨作」、3.「九共」、4.「大禹謨」、5.「益稷」、6.「五子之歌」、7.「胤征」、8.「湯誥」、9.「咸有一徳」、10.「典宝」、11.「伊訓」、12.「肆命」、13.「原命」、14.「武成」、15.「旅獒」、16.「冏命」であった。 「偽古文尚書」の構成は複雑であるが、その最たるものが「舜典」であり、もともと梅賾本には「舜典」がなく、魏の王粛注本の「堯典」の後半部「慎徽五典…」以下が当てられ、注も王粛注が付けられたという。その後、南朝斉の姚方興が孔安国伝古文「舜典」なるものを献上したが、「慎徽五典」以前に「曰若稽古…」の十二字が多くあったという。現在のものはその後にさらに「濬哲文明…」の十六字が加えられている。他には「皋陶謨」(こうようぼ)の後半部から「益稷」が作られ、「盤庚」は三篇に分けられ、「顧命」後半部から「康王之誥」が作られた。
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