洪範とは? わかりやすく解説

こう‐はん【洪範/×鴻範】

読み方:こうはん

【一】手本となるような大法模範

【二】(洪範)「書経」の周書の編名。天下治め大法伝説上の夏の禹(う)王の名に託して述べたもの。戦国時代儒教立場からまとめられ政治哲学の書と考えられている。


洪範九疇

(洪範 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/15 02:12 UTC 版)

洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)は、中国古代の伝説上、天帝から授けられたという天地の大法。単に九疇(きゅうちゅう)あるいは九章(きゅうしょう)、九法(きゅうほう)などともいわれる。洪は「大いなる」、範は「法(のり)」、疇はで区切られた田畑の領域から「類(たぐい)」の意味である。その内容は『尚書』洪範篇において箕子武王へ語るかたちで載せられており、君主が水・火・木・金・土の五行にもとづいて行動し、天下を治めることを説いている。儒家経典の中で五行説の中心となるものであり、陰陽説にもとづいた『』の八卦と表裏の関係とされた。このことから西洋哲学におけるカテゴリの訳語である「範疇」の語源となった。「洪範」とは大きな教えという意味である[1]




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