洪積層とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 地理 > 考古学 > 積層 > 洪積層の意味・解説 

こうせき‐そう【洪積層】

読み方:こうせきそう

更新世堆積(たいせき)した地層更新統。洪水による堆積物の意で、ヨーロッパ氷河堆積物に当たる。


洪積層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/18 13:55 UTC 版)

洪積層(こうせきそう、diluvium)は、中部ヨーロッパにおいて、台地を造って広く分布する砂礫層。氷期に広域を覆った氷河堆積物の旧称であり、かつては、大洪水(旧約聖書のノアの箱舟の物語)の堆積物と誤認されていたため、「洪積」と呼ばれていた[1]。それほど古くない時期に堆積した地層を沖積層として対比するものであるが、前述の理由により現在では使われない用語である。現在では、更新世に形成された地層という意味で、更新統あるいは更新世堆積物と呼ばれることが多い。[2]

日本の洪積層

日本においては、更新世に形成された地層全般を指し、沖積層と対比して用いられることが多い。沖積層に較べて地盤沈下洪水地震災害時の液状化などの被害に遭いにくいため、古くから重要建造物は洪積層が露出している土地に建てられていることが多い。また、水はけが良いため、宅地や畑作にも適している(いわゆる山の手)。

脚注

  1. ^ 更新世脚注参照
  2. ^ 北田 奈緒子 "沖積層と洪積層"”. 2024年10月18日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク


「洪積層」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



洪積層と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「洪積層」の関連用語

洪積層のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



洪積層のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
サムシングサムシング
Copyright (c) 2025 SOMETHING,LTD. All Rights Reserved
サムシング地盤関連用語集
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの洪積層 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS