篇外余録:吉川自身による解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/27 20:36 UTC 版)
「三国志 (吉川英治)」の記事における「篇外余録:吉川自身による解説」の解説
諸葛亮の死で物語全体は終結するが、その後で作者自身による解説ともいうべき篇外余録が記されている。諸葛孔明への位置づけや日本人の孔明に対する思いを自由に綴った『諸葛菜』、孔明死後の動向をあらすじでまとめた『後蜀三十年』『魏から―晋まで』がある。 この中で吉川は「ひと口にいえば、三国志は曹操に始まって孔明に終わる二大英傑の成敗争奪の跡を叙したものというもさしつかえない」と喝破した。読者の中にはそれまで劉備・関羽・張飛らを主人公と考えていた者も多く、この指摘に面食らう向きもあったが、概ねこの吉川の主張は受け入れられている。
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