第6場 山崎街道とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 第6場 山崎街道の意味・解説 

第6場 山崎街道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 07:45 UTC 版)

ザ・カブキ」の記事における「第6場 山崎街道」の解説

義太夫立ち出ずる、死しても穂は摘まずと、たとえに洩れず入る月や、鉄砲雨しだらでん晴れ間をここにの蔭(かげ)…」 義太夫伴奏伴内ソロを踊る。幕が開くとの夜の山崎街道両手に木を持ったダンサーたちが山の木々街道表現する。 おかるの父与市兵衛は、勘平仇討ちに加わる資金とするため、おかるを祇園の「一文字屋」に身売りした。前払い半金受け取って夜の山崎街道帰宅する途中与市兵衛はかつて塩冶家の家臣であった定九郎襲われ、命と財布奪われてしまう。襲撃成功した定九郎喜び歌舞伎における六方動き表現する一方猟師として生計立てていた勘平鉄砲を狙うが、誤って定九郎撃ち殺してしまう。勘平ではなく人間倒れていることに驚くものの、その懐に大金入った財布があることを発見するとこれを横領してしまう。偶然にも舅の仇を討ち自分のために与市兵衛用立てた金を取り返したことを知らないまま、勘平身を寄せているおかるの生家帰る。 なお、勘平登場するシーンでは歌舞伎使われるものに似せた着ぐるみ登場する。このは、江戸時代川柳で「五段目で 運のいいのは (しし)ばかり」(山崎街道出てくる歌舞伎の「五段目」では、命を狙われ生き延びて他の登場人物全員不幸な結末になることに基づいている)と歌われたものであり、歌舞伎知っている者には嬉しいベジャールのサービスである。 義太夫「所も名に負う山崎小百姓与市兵衛埴生はにゅう)の住家(すみか)。今は早野勘平浪々の身の隠れ里駕籠を舁(か)かせて急ぎ来るは祇園町一文字屋いちもんじや)・・・ シーン切り替わりおかるの家。一文字屋女将お才迎え来ている。帰ってきた勘平おかると別れを悲しむが、お才残りの金が入った財布渡し、おかるを駕籠乗せて祇園運ばせる。そこに与市兵衛亡骸運ばれてくる。一文字屋置いていった財布勘平持っていた財布が同じ柄であったことから、おかるの母おかやは勘平与市兵衛殺したものと思い責める。勘平自身闇の中殺めた相手与市兵衛であった信じ込んでしまい、自責の念に耐え切れずその場切腹する。 そこに現れ由良之助死んだ勘平の手をとり、仇討ち連判状勘平血判連ねさせてやる。由良之助悲劇乗り越えて仇討ち決意固めていく。ここで由良之助が踊るソロは7分間にもおよぶ長大なものである

※この「第6場 山崎街道」の解説は、「ザ・カブキ」の解説の一部です。
「第6場 山崎街道」を含む「ザ・カブキ」の記事については、「ザ・カブキ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第6場 山崎街道」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第6場 山崎街道」の関連用語

第6場 山崎街道のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第6場 山崎街道のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのザ・カブキ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS