一文字屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/16 08:01 UTC 版)
「橋廻り同心・平七郎控」の記事における「一文字屋」の解説
おこう 読売屋(瓦版屋)「一文字屋」の女主人。本作のヒロイン。年齢は不詳だが20歳は超えていると思われる。 子どもの頃から父に連れられて立花家に出入りしていた。今では美しく成長し、平七郎のことをに慕っている。平七郎もその想いに気づき(母の里絵に指摘されたからだが)、強く意識するようになるが、なかなか関係が進展していかなかった。10巻で互いの愛情を確認し合ったが、身分の差、一文字屋を継続するかどうかの問題が絡んで、未だ結婚に踏み切れないでいる。 辰吉(たつきち) 一文字屋の使用人。平七郎が、橋廻りの職責を超えて事件の探索に乗り出すときには、手下のように手伝いをしてくれる。平七郎が定町廻りに戻った暁には、手札を貰って本物の手下にしてもらいたいと願っている。 総兵衛(そうべえ) 一文字屋の前主人で、おこうの亡父。 盗賊の隠れ家を突き止めて北町奉行所に知らせたが、捕り方の駆けつけるのが遅れて、盗賊に殺されてしまった。詳しくは、総兵衛殺人事件の項目参照。 辰五郎(たつごろう) 辰吉の父。総兵衛時代に一文字屋で働いていた。平七郎の父とも知り合いで、彼が亡くなったのを潮に引退した。 お増(おます) 一文字屋の通いの賄い婦。 浅吉(あさきち) 瓦版の摺りを担当している使用人。 吉松(よしまつ)、玉七(たましち)、万助(まんすけ)、豆吉(まめきち) 一文字屋が繁盛して辰吉一人では手が足りなくなったため、新しく雇った使用人。万助と豆吉はまだ見習いである。
※この「一文字屋」の解説は、「橋廻り同心・平七郎控」の解説の一部です。
「一文字屋」を含む「橋廻り同心・平七郎控」の記事については、「橋廻り同心・平七郎控」の概要を参照ください。
- 一文字屋のページへのリンク