第2次国際微小重力実験室とは? わかりやすく解説

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第2次国際微小重力実験室

微小重力実験の第2回目のミッション

国際微小重力実験室(IML)計画は、NASA(アメリカ航空宇宙局)が推進するスペースシャトル/スペースラブ用いた微小重力実験のためにシリーズ化されたものです。宇宙ステーション初期予定されている微小重力実験予備的な実験おこない宇宙ステーションJEMでの宇宙実験備えた技術の開発目的としています。微小重力環境のもとでは、地上のように比重差によって軽いものが沈んだり、熱による対流といった現象起きないため、地上では正確に把握されていなかった物理現象解明したり、ものの物理的性質などを正確に測定することが可能だからです。

軌道上のスペースシャトル(STS-65)内で実験中の向井千秋宇宙飛行士
軌道上スペースシャトル(STS-65)内で実験中の向井千秋宇宙飛行士

向井飛行士が女性の宇宙最長滞在記録

IML-2はIML計画2回目宇宙実験で、日本の宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))、アメリカNASAなど7機関13か国が参加18種類実験装置で約80実験おこなわれました。宇宙開発事業団は6種類装置提供し12テーマ実験おこないました。1994年7月のこのIML-2には日本向井千秋宇宙飛行士搭乗科学技術者(PS)として乗り組み女性飛行士として最長14日と約18時間という宇宙滞在記録つくりました
IML-2では化合物半導体をつくるなどの材料実験メダカ交尾産卵行動イモリ産卵受精卵発生調べ実験などのライフサイエンス実験おこなわれました。

宇宙実験用に選ばれて、フライト用のカセットに収められたメダカ
宇宙実験用に選ばれて、フライト用のカセット収められメダカ



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