第2期、1993-2010
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「ビッグ・スター」の記事における「第2期、1993-2010」の解説
1993年、チルトンとスティーヴンスの2人にジョン・オウア(ギター)とケン・ストリングフェロウ(ベース)が加わって、ビッグ・スターは新たな顔ぶれで復活した。オウアとストリングフェロウは1986年に2人で立ち上げたザ・ポウジーズのメンバーでもあり続けた。ハメルは参加しないことを選択した。第一期の素材がビッグ・スターの演目を占められており、たまに2005年のアルバム『In Space』からの追加楽曲もあった。 ストリングフェロウは「私達はこのセットリストを作成してこの小さなカフェに行きました。今後10年間このセットを演奏するようになるとは全く知らなかった」:253-260と1990年代を振り返った。復活したバンドは1993年にミズーリ大学の春の音楽祭でデビューを果たした:253。この演奏の録音は『Columbia: Live at Missouri University』としてズー・レコードよりCD販売された:253-260。コンサートを終えると、彼らにはヨーロッパや日本へのツアー公演のほか:253-260 『ザ・トゥナイト・ショー』への出演などもあった。 ビッグスター再編成後初となるスタジオ収録は「Hot Thing」という楽曲で、1990年代半ばにビッグスターのトリビュート・アルバム『Big Star, Small World』用に録音された。しかし、以前のリリースと同様、このトリビュートアルバムはレコード会社の不興もあって数年遅れた。本来は1998年に予定されていたが、最終的には2006年にKoch Recordsでリリースされた。 2005年9月27日に『In Space』がライコディスクでリリースされた。2004年に録音されたこのアルバムは、主にチルトン、スティーブンス、オウア、ストリングフェロウによって共同作詞された新しい素材で構成されていた。『In Space』の書評で、ローリングストーン誌はこのリリースが「誰も見ていないときにパワー・ポップの完璧さを達成した」バンドからの「アメリカ版ビートルズが再び理想となることを期待させる世界」だと最初に指摘した。このほか「『In Space』は『#1 Record』ではないが、最も輝いており、あらゆる面でビッグ・スターだ」と結んだ。 このバンドは2007年10月20日にサンフランシスコのコンサート会場 (Fillmore Auditorium) に登場した。2008年には英国ベッドフォードシャーで8月29日から31日まで開催された野外音楽祭 (Rhythm Festival) でビッグ・スターが演奏した。2009年6月16日、『#1 Record/Radio City』 のダブルアルバムがリマスター形式で再販された。同月、伝記作家ロブ・ジョバノヴィッチの著書 『Big Star: The Story of Rock's Forgotten Band』に基づいたビッグ・スターの歴史の映画が制作準備段階に入ったことが発表された。 2009年7月1日、ビッグ・スターは英国ハイド・パーク (ロンドン)でコンサート演奏した。2009年9月15日、ライノ・レコードは1968年から1975年の間に作成された98楽曲収録の4枚CDセットボックスを発売、その『Keep an Eye on the Sky』にはビッグスター楽曲のライブバージョンとデモバージョン、ソロ活動、およびベルの昔のバンド(ロックシティとアイスウォーター)素材が含まれていた。2009年11月18日、このバンドはブルックリン (ニューヨーク)で演奏した。
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