第2回目報告書とは? わかりやすく解説

第2回目報告書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 01:06 UTC 版)

ワールド・エアウェイズ30H便大破事故」の記事における「第2回目報告書」の解説

この再検討結果請願時の指摘内容部分的に認められ第1回目報告書1985年7月改定されパイロット責任比重がやや重いものとなった接地点はディスプレイスド・スレッシュホールドの奥側2,800フィートだった。 自動スロットル装置使用した状態で着陸アプローチからフレア接地まで)を行ったが、この自動スロットル装置には不具合があり、設定した規定速度をおよそ10ノット超過していた。このため滑走路端における高度は正常だったにもかかわらず接地点が奥へ延びてしまった。そして、パイロット自動スロットル装置不調であることを、直前寄港地であるニューアーク空港へのアプローチ時に気付いていた。 ワールドエアウェイズ内規では、このような天候および滑走路状況下では着陸時の速度下げるためにフラップ角は50度とすることが推奨されていたが、当該機長は33度で着陸行った。ただしこのこと自体は、「50度」はあくまで推奨であり、最終判断操縦士よるものであるとして過失とは認定されなかった。 接地速やかにスラストリバーサ出力最大にすべきところを当該機 DFDR記録では接地後の機首振れといった制動開始遅らせる特段要因がないのに、およそ14ないし17後になってようやく最大出力となっていた。また、操縦席ペダルによるブレーキ操作も、ブレーキ圧が最大となったのは主脚接地19経過してからだった。当該機着陸の7分前に滑走路着陸成功した同型 (DC-10) 機の記録では、それぞれ9秒(スラストリバーサ)、4ないし5秒(ブレーキ)だった。事故機では、漫然と通常のドライ路面でのそれと同じ制動操作行っていたと考えられる。 仮に規定通り対気速度ディスプレイスド・スレッシュホールドの奥2,500フィート接地し直前着陸したNW42便と同等制動操作行っていたなら、事故機も滑走路端の直前停止できていたであろう結論付けている。

※この「第2回目報告書」の解説は、「ワールド・エアウェイズ30H便大破事故」の解説の一部です。
「第2回目報告書」を含む「ワールド・エアウェイズ30H便大破事故」の記事については、「ワールド・エアウェイズ30H便大破事故」の概要を参照ください。

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