第二電信丸 沈没事件とは? わかりやすく解説

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第二電信丸 沈没事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 04:32 UTC 版)

SOS」の記事における「第二電信丸 沈没事件」の解説

日本無線第四巻電波監理委員会編, 1951年)の46ページには山口県角島無線電信局に関し以下ように記されている。 "明治四十一年十二月二十八日未明第二電信丸が当局沖合沈没した時、初め遭難通信取扱った。" あたかも第二電信丸がSOS発信し、それを角島無線JTSキャッチしたかのように受取れる文面であり、これを引用した考えられる文献もあるが、事実はそうではない。鳥取県境港から関門海峡抜け瀬戸内海経由大阪へ向かう予定だった第二電信丸が、1908年明治41年12月28日早朝山口県角島付近座礁した第二電信丸の乗客一人角島無線電信JTSアンテナ目印角島まで泳ぎ付いたところを角島無線電信局員発見救助された。 日本海の島に開業した角島無線JTS陸地本州)と海底ケーブル結ばれている。日本無線史がいう角島無線JTSが行った遭難通信とは、海底ケーブルにより、有線電信本州側と救助に関する連絡をとった通信指している。 この明治41年1908年)とは前述したとおり、逓信省公衆通信サービス創業した記念すべき年で、第一期として誕生した海岸局(5局)および船舶局10局)は下表通りであることが、広く知られており、第二電信丸に無線局開設されていないことはいうまでもない1908年明治41年創業第一期海岸局船舶局呼出符号開局日) 周波数1,000kHz銚子無線JCS5月16日東洋汽船 天洋丸(TTY5月16日日本郵船 土佐丸YTS6月21日大瀬崎無線JOS7月1日日本郵船 丹後丸(YTG、5月26日日本郵船 信濃丸YSN7月5日潮岬無線JSM7月1日日本郵船 伊予丸(YIY、5月26日東洋汽船 香港丸(THK7月14日角島無線JTS7月1日日本郵船 加賀丸(YKG、6月7日東洋汽船 日本丸TNP11月16日落石無線JOI12月26日日本郵船 安芸丸YAK6月9日東洋汽船 地洋丸(TCY、12月14日

※この「第二電信丸 沈没事件」の解説は、「SOS」の解説の一部です。
「第二電信丸 沈没事件」を含む「SOS」の記事については、「SOS」の概要を参照ください。

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